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元ホストに懲役20年求刑 大阪の3キロ引きずり事件

吉田圭吾被告

 大阪・梅田で会社員の男性が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、殺人や道交法違反(無免許、ひき逃げ)などの罪に問われた元ホスト吉田圭吾被告(24)の論告求刑公判が3日、大阪地裁(遠藤邦彦裁判長)であり、検察側は「人命を軽視した残虐な犯行」として懲役20年を求刑した。
 弁護側は「殺人罪には問えず、適正な量刑を求める」と述べ、結審した。判決は10月15日。
 吉田被告は最終意見陳述で「わたしにできるのは、自分の命がなくなるまで償い続けること。申し訳ありませんでした」とかすれた声で述べた。
 検察側は論告で、異常音や走行時の抵抗などにより、引きずりを明確に認識していたと指摘。「走行を中止して救出していれば、死亡を回避できた」と主張した。
 弁護側は最終弁論で「車の下に人がいるとは気付かなかった」と殺意を否定。「仮に気づいても、その時点で既に死亡していた可能性が高い」と述べ、自動車運転過失致死罪にとどまるとした。


2010年08月03日火曜日

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