独島で太陽光発電設備稼働、電力の3〜4割を供給
韓国電気工事協会は15日、エナジー管理公団、韓電KPSとともに鬱陵島の独島博物館で完工式と記念碑の除幕式を行った。式には関係者ら約300人が出席した。
独島の太陽光発電設備は昨年末に完工した。ことし1月に完工式を行う予定だったが、気象悪化などで先送りされていた。
太陽光発電設備は発電容量が55キロワット規模で、灯台の消費電力15キロワット、独島警備隊が使う電力40キロワット(油類貯蔵庫30キロワット、発電機室10キロワット)など、独島で使用される電力の3〜4割を賄う。
独島の太陽光発電設備(韓国電気工事協会提供)=15日、鬱陵(聯合ニュース) |
当初、太陽光設備の建設は政府が進める方針だったが、電気工事協会が加盟社から30億ウォン(約2億2266万円)の寄付を募り、完成させ、試運転を行ってきた。
独島ではこれまでディーゼル発電に依存してきたが、環境にやさしい太陽光発電設備の稼働により、大気汚染や廃棄物の発生はもちろん、機械振動や騒音が減り、天然記念物に指定されている独島の自然保護にも役立つと期待されている。