人気のブログメディア『GIGAZINE』の社員(記者)と思われる人物が、編集部の内情を暴露して話題となっている。『GIGAZINE』の編集長は「払われた金の分だけしか働かない、働きたくない、記事を書くのは面倒くさい、そもそもできれば書きたくない」という風潮が編集部内に広まったとして、新しい人材を募集する記事を掲載して話題になったばかり。

人材募集の記事が社員をバッシングする内容にもなっていたため、インターネット掲示板『2ちゃんねる』やブログでは大きな話題となっている。そんな状況下で社員と思われる人物が内部事情を暴露。これもまた、大きな話題になっているのだ。

社員と思われる人物は、『はてな匿名ダイアリー』に編集部の実情を暴露。もともと編集部内の雰囲気は悪かったらしいが、人材募集の記事を執筆してからはさらに雰囲気が悪くなったようで、「今、社内の雰囲気はピリピリしている」や「とにかくピリピリした緊張感が漂う。次にクビを言われるのは俺か俺かと不安な状態」、「編集長と顔を合わすのがとにかくつらい」と書き込みしている。

・『GIGAZINE』の社員と思われる人物の日記
「今、社内の雰囲気はピリピリしている。解雇されたSさんは、正当なことを要求していた。休みをください、給料を上げてください、パワハラは止めて下さい、働いている俺らを代弁していた。不当な要求は飲まない強い人だった。編集長からのパワハラは日増しにすごくなってきた。こちらも毎日見ていてつらかった。この記事書け 書けません。なんで書かないんだ 書けないからです。Sさんメンヘラになって潰れそうな状況。もう辞めたいと漏らしていた。解雇したと聞いてやっぱりとみんなが思った。俺も辞めようか迷った。先の見えない労働条件。ひたすらパソコンとにらめっこ。面白い記事を書け。そんなにすぐに出るかクソ。diggをくまなく探して面白そうな記事を見つけたら翻訳。味付けして投稿。1日1件が限度。とにかく情報量がハンパない。体当たり取材。現場に行こうにも心の余裕がない。それにお金だ。給料は安い。財務状況は非公開。どんだけ貯めこんでいるのかわからない。編集長がワープアだと? 財務状況を公開してみろ。俺らの方がどんなにワープアか。それに財務をしっかり立てるのが社長の仕事だろ。なんで俺らに八つ当たりするのさ。どうしようか 迷っている 俺も辞めるかどうか。いや どうせ辞めさせられるだろう。会社都合でクビの方が失業手当がすぐにもらえる。それまで待つか。とにかく今は雰囲気がひどい。昔のように笑いもなく、楽しさもなく。とにかく編集長の顔をうかがっている感じ。昔は勢いがあったし、現場が楽しかった。人も面白かった。だが今はとにかくピリピリした緊張感が漂う。次にクビを言われるのは俺か俺かと不安な状態。さっそく会社を休むものも出てくるだろう。恐怖政治の始まりだ。こんな状態で面白い記事なんか書けるか。とにかく不安だ。電車に吸い込まれそうになる自分を想像する。何かが間違っている。でもどうしたらいいのかわからない。俺は弱虫なんだろうか。こんなところに吐露してもしょうがないのに。編集長と顔を合わすのがとにかくつらい。とにかく気持ちを外に出してみる。増田がいてくれて、増田に聞いてもらえてありがとう。書いていたらなんだかすっきりした」(引用掲載)

あくまで “社員と思われる人物” の日記だが、編集部内の状況がわかる内容となっている。この件に関して『GIGAZINE』を運営している株式会社OSA(旧:ヲサ商会 代表取締役:山崎恵人さん 監査役:長哲史さん)に電話取材を試みたが、何度電話をしても留守番電話になってしまい、事実確認ができずコメントも得る事ができなかった。

インターネット上の意見を見てみると、『GIGAZINE』編集長の「記者にもっと高い志を持って仕事に取り組んでもらいたい」という考えを理解している人が多くいた。しかし、記者たちの辛さも非常に理解できるという声も多くあった。『GIGAZINE』が、この先生きのこるにはどうすればいいのか? 愛読者として非常に気がかりである。