中田、質問も模範解答！？優等生に変身！…日本ハム

旭川市内の福祉施設で、入所者とキャッチボールした中田

　日本ハムの中田翔内野手（２１）が２日、旭川市内の重症心身障害者施設「北海道療育園」を訪問。将来の募金活動や、不慣れな一塁守備へ決意を披露するなど、すっかり優等生に変身した姿を見せた。

　もう、やんちゃとは言わせない。質問コーナーで「好きな女性のタイプ」を聞かれると、「１年目、その質問で失敗しているんで…。女性らしい明るい人」と模範解答。ルーキー時代には「ビーチバレーの浅尾美和」と真顔で答え、当時の彼女に怒られるわ、浅尾には「知らない」と無視されるなど散々な目にあった。そんな屈辱をバネにオトナの階段を駆け上がったようだ。

　子供たちとキャッチボールでふれあい「自分の方が励みになって元気をもらった」と話し、「ダルさんのように（募金活動を）できれば」と将来の社会福祉活動も視野に入れた。

　今季は外野専念といわれていたが、高橋の抹消で、ほとんど練習をしていない一塁守備に就くことも予想される。「不安はあるけど期待に応えたい」と前向き。以前の天衣無縫ぶりを思えば、ちょっと物足りないが、“オトナ”になってプロ初アーチを含む３発。今後も言動だけでなく、プレーでも成長を見せてくれそうだ。