戦時中の暮らしなどについて学ぶ「こども平和キャンプ」が2日、広島市中区の原爆資料館で始まり、市内の小中学生50人が戦時中の食事を体験した。
建物疎開中に被爆死した中学1年の折免滋さんが持っていた焼け焦げた弁当を再現した。米と麦、大豆を混ぜたご飯と切り干し大根が容器に盛られ、子どもたちは一口ずつ味わっていた。
参加者はこの日、被爆者の細川浩史さん(82)=中区=の被爆体験にも耳を傾けた。キャンプは原爆資料館など主催。2泊3日で、似島(南区)の戦跡なども見て回る。
【写真説明】戦時中の弁当を再現した食事を味わう参加者
|