記事入力 : 2010/08/03 11:21:34
性犯罪:陸軍で上官が部下に暴行
軍事裁判所、懲役2年の判決
陸軍士官学校出身の陸軍中領(中佐)が、部下に対し性的暴行を加えたとして、軍事裁判所で懲役2年の判決を言い渡された。
軍の関係者は2日、江原道華川郡の最前線地域にある部隊の大隊長を務めていたP中領が、部下らに対し性的暴行を加えたとして、軍人に対する強制わいせつ罪、強要罪などで起訴され、今年6月に所属師団の普通軍事裁判所で、懲役2年の判決を言い渡された、と発表した。P中領が属する部隊は、GP(最前線の監視所)を管轄している。
軍の関係者によると、P中領は昨年8月から、部下らに疑似性行為をさせるなど、性的暴行を加えた疑いが持たれていた。なお、被害者は数十人に上るとされている。
こうした事実は、軍人たちの間でうわさとして広まり、憲兵隊が捜査を行ったという。軍は今年3月末、P中領を解任するとともに、軍人に対する強制わいせつ罪、強要罪などで逮捕した。
軍の関係者は、「P中領は軍の綱紀を乱したため、重い懲戒処分が下された。なお、P中領は現在未婚だ」と話した。
この事件の裁判は、P中領が控訴したため、国防部の高等軍事裁判所1部で審理が続けられているという。
ソン・ウォンヒョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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