タバコがいくらになったら禁煙しますか?
2010年10月から引き上げられる、タバコの税率。タバコの価格が1箱400円を超えると、半数以上の喫煙者が禁煙を検討するようだ。ORIMO調べ。
2010年10月から引き上げられる、タバコの税率。消費者はどのようにとらえているのだろうか。
ORIMOの調査によると、「タバコ増税を知っていますか」と尋ねたところ、「知っている」は68.2%と半数を超えた。年代別に見ると、上の年代ほど認知率は高くなっている(20代60.4%、30代69.1%、40代72.4%、50代74.7%)。
次にタバコ増税の賛否について聞くと、「賛成」が63.0%、「反対」が25.2%、「分からない」が11.8%と賛成派が多数を占めた。
賛成、反対の理由を具体的に尋ねると、賛成意見では「税収アップにつながる」「欧米の金額に近づけるべき」「未成年の喫煙防止につながる」などが挙がり、反対意見としては「タバコ業界がつぶれる可能性がある」「喫煙率が大幅に下がり、結果的に税収は下がると思う」「増税よりもマナー違反者への罰金を強化してほしい」といった声が挙がった。
タバコ増税を前に、各社が10月からの新価格を発表している(マイルドセブン300円→410円、マールボロ320円→440円など)。喫煙者に「タバコが1箱いくらになったら禁煙を検討しますか?」と聞くと、「禁煙を検討する(禁煙する+禁煙を検討する)」の割合は「400円」で50.2%、「500円」で74.2%、「600円」で82.9%だった。増税後、多くの商品が400円を超えることになるが、それによって半数以上の人は禁煙を検討することになりそうだ。
インターネットによる調査で、対象は20歳以上の男女1347人(うち喫煙者は392人)。調査期間は7月9日から13日。
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