2010-02-15
人生は何を選び何を捨ててきたかの歴史
最近は仕事であれプライベートであれ『比べること』に意識がいってしまいがちです。本気で比較しようとすれば競争する対象は数限りなく際限というものがありません。比較サイトと睨めっこをしながら安価なサービスや商品を買うのも、チラシを見ながら安値を追い求めて行ったりきたりするのも、結局は比較競争に意識が行くばかりで本質的なものが見えなくなっている気がしてなりません。
確かに周囲の状況や情報を勉強しておくことは潮流を知る上で必要かもしれません。しかし、不用意に比較して競争を煽ることは的外れなチキンレースにつながることになります。比べる基準が自分の意図から離れていってしまえば、他人がやっているから自分もやるなどといった理由が平気で顔を出します。
「相手がしているから」ではなく「自分がしたいから」
妬み、羨み、嫉みの気持ちで動くのではなく、「自分の納得感」で動くことを忘れてはなりません。そのためには、他人でなく「自分」と比べることです。そうすれば、出てきた結果は他の人に左右されるものではなくなります。当たり前ですが、自分の未来を作るのは自分でしかないのです。
『未来の自分』を見据えて「今日の自分」と「過去の自分」を比べる。
優越感や劣等感は何も生みません。そんな感情よりも謙虚に自らを問う姿勢の方が大切です。人間が成長する上で、目標や理想がなければ前には進んでいけません。ライバルを持つこと自体は悪いことではありませんが、そのライバルと優劣を競うことが目的になり、労力を割いたりするのは一番大切な目標や理想を見失う可能性があるのです。
いくら自分の人生を悔やんだところで、未来は変わりませんし現在も変わりません。悔やみ続けるのことに時間を割くのは実にもったいないことです。己に勝ち続けられる人は無限に成長し続けます。ライバルは「過去の自分」。「未来の自分」を思い描いてただひたすらに歩むことが実は目標達成の最短距離だったりするのです。
人生とは何を選び、何を捨ててきたかの歴史です。
過去選んだ行動が今の自分に繋がっているなら、未来を見つめて『手元の選択肢』を比較することに意識を集中すべきだと思います。未来の自分に繋がる『輝ける選択肢』はそう多くはないのではないでしょうか。
参考文献
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
- 作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2001/12/01
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参考記事
フランスの日々: もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい
無制限に選択肢があると何も選べなくなる - keitaro-news
ネットに時間を使いすぎると人生が破壊される。 - 分裂勘違い君劇場