2009-10-02
150歳を超えて生きつづけるゾンビ年金を守るプライバシー権
急ピッチで高齢化・長寿化が進む日本社会。年金暮らしの親に頼って暮らしている人も増えてきています。そんな中『たかじんのそこまで言って委員会』の辛坊治郎さんが本当にありそうなお話をされていました。
今後、150歳以上の高齢者が続出する。ただし医学的ではなく、社会学的に。
最近ちょっと事件が結構あるんですけど、中高年、仕事がない。だんだん世代が下にいくほど年金制度が悪くなっていくわけですよ。すると、自分の親の代のほうが年金はずっと高い。何が起きるかというと、その下の世代が親の年金で飯食うてる人がものすごい社会的に増えてきてるんです。
この人たちにとって一番困るのは、親が死ぬことなんです。親が死んだら年金もらえなくなるんです。だから死亡届出さない。本当は死んでるんだけども、役所のデータ上は生きてるという高齢者が存在するんです。
100歳以上今年日本で発表になったのが40399人なんです。厚生労働省に電話して、「この人たちは本当に生きてるんですか?」って厚生労働省に聞いたんです。そしたらその担当の方は「多分、生きてないと思います」と。
死んだ親の年金で暮らしている人がいる可能性が指摘されています。リアルタイムで日本のどこかでそれが行われていて摘発も受けています。長寿大国は虚構である可能性もあるということです。プライバシー保護の名目でこのような不正が覆い隠されています。もちろん、根拠となる数字が出されていなかったので調べてみる必要があると思いますが。
現在、政府が公的に発行している番号は住民基本台帳、外国人登録原票、不動産登記、商業登記、租税・社会保険料の徴収等など多数あります。それぞれの担当の各省で、この番号を発行し、膨大な管理費をかけて更新するという『仕事?』をおこなっています。こういったものの更新は基本的に申告制です。しかも紐つけされていませんので、それぞれに更新手続きをしなければなりません。
このような管理の仕方の原因はプライバシー保護を訴える人の責任であり、申告制で行うのは行政の無駄を抑えるための苦肉の策です。プライバシー保護は今回の辛坊さんの指摘事項を誘発するものであることは間違いありません。
管理を紙で行っている行政部署はまだ沢山あると思います。コンピューター上で作って紙で印刷しているのですから、データ上で管理することを拒絶する人は単にリテラシーが低い人の心理的な障壁によるものです。セキュリティ上も一括管理した方が紙の印刷持ち出しによる人為的な情報漏えいよりも追跡できる分信頼性があります。
生まれた瞬間に実質の国民ID番号すべきです。各省庁が持つバラバラのIDはセキュリティの点でもコストの点でも問題があります。統合して共有することになんのデメリットがあるのでしょうか。
会社で働いているサラリーマンなどは、その財務状況などすべて把握されているので、ほとんど影響がありませんし、ちゃんと確定申告している個人事業主の方々も問題ありません。むしろ効率的な行政サービスと税の調査と徴収という最も無駄な仕事を削減を同時に行えるため利益の方が多いと思います。
こうしたID制に反対してるのは、個人情報をしられたくないのは、一部のグレーゾーンに生きる人です。在日特権や生活保護のプロ、非合法に活動する人々等など。プライバシーの侵害を理由にするのは知られたくないことを行っているからです。
政府が所有するデータ以外にもあちこちで登録した個人情報は、すでにあちこちで出回っています。プライバシーなどお金でいくらでも買える社会ですから保護する意味などほとんどないはずですし、そもそも全うに生きている人ならプライバシーなど他人に知られても問題はないはずです。
偽善的なマスコミや人権保護弁護士、プロ市民が騒ぐことにより公平さを欠いた歪んだ利権者達を保護することに繋がります。脱税も難しくなりますし、併せて法人納税番号で管理コストは飛躍的に下がりますし、公平性を欠いた未納法人も減らすことができるとおもいます。
背番号とプライバシーを結びつけるのはナンセンスです。あなたの名前をグーグルで検索してみてください。虚実とりまぜてあらゆる個人情報がウェブにさらされています。インターネット時代に、行政情報だけを分散管理しても意味がありません。無用の長物である住基ネットを有効利用し、税負担の公平化を図ることこそ、国民に対する責任ではないでしょうか。
国が成立するには公平な課税と給付が原則です。不公平を無くさないと社会は成立しません。
プライバシーの名の下に複雑怪奇なシステム、非効率をよしとすることによる弊害は大きいです。公務員の仕事を含め、未納や虚偽の支払いなど財務的なコストは今後ますます増えていくでしょう。
人を管理できずして国が安定するはずがありません。反対論は不要な公務員を増加させ、犯罪者を蔓延らせ、公平性を失ってしまうことを認識する必要があると思います。
参考記事
データの上で生き続ける親 - ふじながたかみの日本御臨終宣言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100730-00000119-yom-soci