2010-04-13
体験型学習法『遅延評価勉強法(パラシュート型)』の効果
沢山勉強しても身につかないことが多いのはなぜでしょうか。それは当てもなく勉強しているケースが多いです。実際に使うの当てもなく勉強はつまらないこと極まりないです。途中で投げ出してしまうことに繋がるのは仕方のないことです。しかし嫌々でも学ばなければならない事情も試験や仕事を前にしてあります。こんな時に役に立つ勉強法を紹介したいと思います。
遅延評価勉強法(パラシュート型)をご存じでしょうか。頭から教える演繹法ではなく帰納法的な手法で学ぶ方法です。演繹法に比べて帰納法は学習の幅が末広がり型かつアウトプットを強要しますから習得率は飛躍的に伸びます。
遅延評価勉強法(パラシュート型)
本当に必要になる時点まではなにもしないというテクニック。条件に左右されることを事前に準備することは非効率的であるといった考え方。必要なときだけ値が計算されるので計算総量を低減できるというメリットがある。知識が必要な場面に遭遇したらその都度、その部分だけ教えるようにして、とにもかくにも目の前にある問題を解けるようにする。なかなかゴールが見えてこない方法論よりも、先に着地点を見ることができるこの方法はモチベーションの意味でも有効。
通常の勉強法と比べて必ず締め切りが有り、しかも差し迫っているため、やる気が継続(強要?)されますし、インプットとアウトプットがほぼ同時になされますので理解度、定着率が高くなります。じっくりと暗記したり、頭から教科書読んだりできない人にとっては効果的な勉強法だと思います。
例えば、二次関数をやろうとするなら、その前に二次方程式が理解できていないといけませんし、当然その前に一次方程式がわかっていないといけません。また累乗計算や分数の計算自体も理解できていなければ、そういった基礎計算からやり直す必要があります。しかし、お構い無しにいきなり二次関数の問題を教えます。その中で分数計算の知識やらなんやらが必要な場面に遭遇したらその都度、逆算する形で教えるようにして、とにもかくにも目の前にある二次関数の問題を解けるようにするのです。
差し迫った状態が終われば忘れてしまうことが懸念されますがそうでもありません。追い込まれれば追い込まれるほど刺激が強くなるので印象は強く残りますので記憶としては逆に使い勝手がよい形で残ります。道具はつかわなければ錆びていくのと同じで、手入れしながら使っていくことで道具も馴染んできますし、使っている人の技能も向上するのです。
必要なものはすべて現地調達
受かりたい大学ができたら、とにかくその入試問題を解く。英語が話したいなら、とにかくネイティブとひたすら会話する。先人達は空を飛びたいから航空力学を学んだのだし、天気を知りたいから気象を分析したのです。学校で学ぶ勉強は、偉大な先人達ががむしゃらに学んだものを帰納的に整理して、演繹的で並べたものです。
「本を最初から全部読む」とか「言語をやるからにはまず文法だ」といった教育法には、「○○をやりたい」に当たる目標が見えにくい。それなのに勉強するということは、「何のために」が分かりませんし、なにより面白くないと思います。勉強したとしても覚えたものが役に立つ場面も無く、使わないのですぐ忘れてしまうことは明白です。
能力向上が目的ならアウトプットする場をあえて作る
時間をかけたのに自分のスキルがあがらないのは時間の無駄です。体験を通じて学ぶことの重要性、自分で試行錯誤を繰り返し手を動かして学んだ知識のどちらが習得効果が高いかは推して知るべしだと思います。その手触り、感覚無しに覚えた知見など役に立たないことは周知の事実ですし、机上の空論では何をどう動かすのかが地に足がついていないことを『体験的に知っている』方も多いのではないでしょうか。
参考文献
- 作者: 椋木修三
- 出版社/メーカー: 経済界
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