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東京都足立区の民家で、都内最高齢男性とされた「111歳」の加藤宗現さんとみられる遺体が見つかった事件に続き、今度は杉並区で、都内最高齢の113歳の女性の所在や安否が分からなくなっていることが2日、分かった。また加藤さんの長女の夫(83)が、警視庁千住署の調べに対し、「(加藤さんが)自室に閉じこもって2年後に部屋を開けたら、ミイラ化していた」と話していることも判明。同署では家族が早い段階から加藤さんの死亡を確認したとみて調べている。
杉並区の発表によると、住んでいないことが判明したのは1897年(明治30年)生まれの古谷(ふるや)ふささん。足立区のニュースを受けた先月30日、区職員が同区成田東の古谷さんの自宅アパートを訪ねたが、姿はなかった。
杉並区によると、古谷さんは住民登録上、長女(79)と同居しているが、この日自宅前で報道陣の取材に応じた長女は「しっかりして優しい母だった。死んでいるのか生きているのか分からないので心配している」と答えた。
長女は1986年に千葉県市川市から杉並区に引っ越した際に古谷さんの住民票も移したが、実際には1人で引っ越してきた。それ以前は、市川市で母や弟と一緒に暮らしていたこともあったという。長女によると、「母とは昭和の終わりごろ(1989年)かな。電話もかけずに突然たずねてきた。銀座で会った」のが最後。「今は弟と暮らしているのではないかと思うが、弟の電話番号も知らないし、連絡のしようがない。生きていてほしい」と淡々と話した。
古谷さんは以前から年金を受け取っておらず、介護保険の支払いは長女の口座から引き落とされているが、使用されていなかった。医療保険も長女が支払っているが、少なくとも過去5年間は使われた形跡はなかった。長女は「医療保険は母が生きていてくれればいいと思って払い続けた」と話した。
また古谷さんが100歳を超えてから、区職員がお祝いの品を贈るために古谷さんに通知したが、長女に受け取りを拒まれた。長女は「同居していないのに、虫が良すぎると考えた」と話した。
都内には100歳以上の高齢者が今年1月現在で3602人住んでいる。田中良区長は「当該女性の所在について把握できていなかったことについておわび申し上げます」とコメントしたが、今後も今回と同様のケースが全国で発覚する可能性はありそうだ。
(2010年8月3日06時02分 スポーツ報知)
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