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【芸能・社会】

SMAP上海公演開催決定!! 10月9、10日 初の海外進出

2010年8月2日 紙面から

 SMAPが初の海外公演となる中国・上海公演を開くことが決まった。2年ぶりのツアー「We are SMAP!」の札幌ドーム公演2日目の1日、発表された。上海公演は同ツアーの一環で、10月9、10日に上海体育場で開催。先の6月に上海万博でのイベントが中止になり、持ち越しになっていた海外進出だったが、“リベンジ”の機会は早くも訪れた。

 1988年のグループ結成から23年目。SMAPが満を持して海外に飛び出す。上海公演の計画は中止となってしまった万博イベントと並行して進んでいた。中国政府の許可は7月29日に下りたという。安全確保の問題などでSMAP出演の万博イベントが中止になった際、「(上海のファンに)お目にかかれる機会を持ちたい」とした約束を早くも果たせることになり、中居正広(37)、木村拓哉(37)、稲垣吾郎(36)、草なぎ剛(36)、香取慎吾(33)のメンバー一同ホッとした様子。木村は「思う存分、はしゃいでいただけたら」とうれしげに話した。

 野外の上海体育場は、上海で最大の公演会場。同所での公演は日本のアーティストで初だ。

 2日間2公演で計8万人の動員を予定する。2008年に同所で公演したセリーヌ・ディオン(42)は3万人の動員で、世界の歌姫超えを狙う。この日の札幌公演のトークで、香取は「(目標人数が)入らないと困るから北海道からも行ってください!!」とファンに呼びかけた。

 SMAPは、中国に非公式の私設ファンクラブが2万グループあるともうわさされる驚異的な人気を誇っている。

 上海公演は、1008インチ(縦7メートル、幅13メートル)の巨大モニターや、30台ものリフターが埋め込まれた幅68メートルのステージなど、ツアーと同様のセットもそのまま持ち込むという。また、中国語での楽曲披露も構想中だ。

 今後の海外展開も気になるが、木村は上海公演の成功を条件に、報道陣に開催の可能性を示唆。具体的な地域として草なぎが「韓国に行きたい。SMAPのことを知らない人もたくさんいるので…」と話すと、メンバーから「お前のことはみんな(泥酔事件の)ニュースで知ってるよ!!」と突っ込まれていた。

 チケットの予約、問い合わせは、永楽票務=(電)01086・400・810・1887(国際電話)。アドレスは、http://www.228.com.cn/ 3日から日本語対応も可能という。

◆2年ぶりツアー 札幌ドーム5万人熱狂

 公演の最後でメンバーとファンが一つになる合言葉からタイトルを付けた新作アルバム「We are SMAP!」を引っ提げ、札幌ドームでスタートしたSMAPの2年ぶりのツアー。メンバーは2日目の1日も3時間半以上にわたり、最新曲「This is love」など46曲を全力で歌い、踊り、公演を待ちかねた約5万人のファンを熱狂させた。

 巨大モニターを使った映像演出、息のあったダンスに加え、昨年泥酔して全裸騒動を起こした草なぎがアルバムに収録したソロ曲「帰ってきたヨッパライ」の披露もファンを盛り上げた。

 謝罪の意味を込めた土下座、酔っぱらいのように気持ちよさげな草なぎにレッドカードが出されるなど“凝った”演出。中居が「悔しい!!」と感想をもらすほどファンを沸かせた。

 また、大ヒット曲「世界に一つだけの花」などではメンバーと観客が一体となり、スタジアム内はツアータイトル通り「みんながSMAP!」と化した。

 ツアーは今後、福岡、名古屋、大阪、東京の各ドームを回り、19公演で91万5000人を動員予定(上海公演を除く)。東京ドーム初日の9月15日に累計観客動員1000万人を突破予定。日本人アーティスト初といわれる金字塔ながら、木村は「そこはただの通過点」と言い切った。

 

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