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【グラニュース】


バースデー白星の田中隼磨に聞く

2010年8月2日 紙面から

7月31日の横浜M戦前半、先制ゴールを決め田中に祝福される名古屋のケネディ(手前)

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 名古屋グランパスは7月31日の横浜M戦(日産ス)に2−0で快勝したが、DF田中隼磨にとっては28回目の誕生日でもあった。ユース時代から過ごした古巣を相手に、懐かしのスタジアムで挙げた記念すべき白星の喜びを語った。 (聞き手・塚田陽一郎)

 −かつてのホームでバースデー勝利

 「負けたら最悪のバースデーだったから、本当によかった。10数年間サッカーをやってきて、自分の誕生日を思い入れのあるこのスタジアムで迎えられるなんて、これから先もないと思う。幸せを感じる」

 −日程を最初知ったときは驚いた

 「たまたまだろうけど、Jリーグに感謝したい」

 −試合後にチームメートからお祝いは

 「特にないけど、ピッチ上で水をかけられておめでとう、と言われた。サポーターも歌ってくれて、うれしかった」

 −この日の主役だった。

 「いや、主役はオレじゃない。正剛さんたちが、後ろで守ってくれているから。きょうは本当に自分たちのゲームプランだった。1点とった後にチャンスが2回くらいあったから、そこで追加点を決めていればさらによかった」

 −先制点も田中隼のロングボールから生まれた。

 「ジョシュア(ケネディ)にうまくつなぐことができた。点に絡めたことはすごくよかったし、ジョシュアがよく決めてくれた。ああいう時間(前半37分)で1点取って、楽な展開になった」

 −ケネディが得点後に田中隼を指さし、抱擁して祝福

 「バースデーゴールを決めるって言ってくれていた。よかった」

 −この暑さと湿気の中、2点目も大きかった。

 「オレはここに慣れているから(気候は)気にならなかったけど、チームとして2点目を取れてゲームプランが非常に楽になった。守ってカウンターというふうに開き直れた」

 −次の試合でリーグ戦は折り返し。ここまで順調か。

 「勝ち点を逃した試合も何試合かある。そういうところをしっかり詰めていかないと、最終的に勝ち点1が響いてくる。そうならないようにやっていかないといけない」

 

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