【総合科目:海の魅力と海の基礎】
過去に出題されたレポート課題の一覧
「2010年度夏学期」
第1回 2010.4.8
早稲田 卓爾
海上での交通事故,すなわち,海難事故を裁く海難審判所の役割について調査しまとめよ.次に,重大な海難事故例から,突発的な大波との遭遇による,不測の事故であったことを示唆する,海難審判の結果を一例を選び,報告を分析し,科学的知見,工学的知見が果たす役割について,自分の意見を述べよ.
参考:http://www.mlit.go.jp/jmat/index.htm
引用を明示すること,自分の言葉で書くこと
第2回 2010.4.15
赤坂 甲治
多様な海洋生物の活用について
第3回 2010.4.22
鈴木 英之
海洋の再生可能エネルギーの利用に向けて世界各国で研究が進められているが,まだ本格的な実現には至っていない.これは,海洋の再生可能エネルギーの実現化に向けて様々な課題があるためである.実現化に向けた課題について考察を加えよ.さらに,これらの課題を克服するために,公的な共同実験場が有効であると言われているが,なぜ必要なのか,どのような役割が求められるのか,意見をまとめよ.
第4回 2010.5.6
黒倉 壽
スーパーマーケットに行き,輸入水産物の輸入先国を調べ,それらがどのような生産方法で,どのような人によって作られているのかをレポートしなさい.
第5回 2010.5.13
日比谷 紀之
1.約 12,000年前のヤンガードリアス期に起こった北半球・高緯度の寒冷化は,深層海洋大循環の停滞に伴うものであったという説がある.この説によれば,深層海洋大循環の停滞をもたらした原因として,どのようなものが考えられているのかを調べ, A4一枚以内にまとめよ.
2.何らかの理由で,月や太陽による起潮力が現在よりも ずっと弱くなってしまったとしたら,深層海洋大循環はどのようになってしまうだろうか?
また,その結果,世界の気候はどのように変化していくことが考えられるだろうか?その理由をあげて,各自の考えを述べよ.
第6回 2010.5.20
福島 朋彦
わが国は,沖ノ鳥島が消失しないように,様々な努力を重ねてきた.なぜそのような努力をすべきなのか,日本国政府の立場から説明せよ.
またその努力は実るだろうか? 根拠を挙げて,私見を述べよ.
第7回 2010.5.27
磯部 雅彦
1.海の波に関係する次の諸現象から3項目を選び,
海の波の特性を念頭に置いて,なぜかを説明しなさい.
1)波が岸に打ち寄せるのに,水は岸に溜まらない.
2)チリ地震津波が日本に到達するのに一昼夜かかった.
3)有明海では潮汐の振幅が大きい.
4)波を利用して発電ができる.
5)海水浴客が沖に流されて溺れた.
6)防波堤を建設したら,片側の砂浜が侵食された.
7)水深の浅いサンゴ礁の海岸の奥にある漁港では,
荒天時にしばしば水に浸かる.
2.海の波の他にも,現実の世界には様々な波がある.その一つを取り上げ,
どのような波であるかを説明するとともに,海の波浪と比較した類似点と
相違点を指摘しなさい.
第8回 2010.6.3
多部田 茂
具体的な海洋利用技術を一つ選び,その技術によってどのような環境影響が想定されるかを述べよ.また,その技術を用いて海洋利用をする際には,どのような考え方で環境影響評価をすべきかについて論じよ.
第9回 2010.6.10
林 昌奎
衛星搭載マイクロ波散乱計(Microwave Scatterometer)から海上風の風速と風向を推定するアルゴリズムを調べる.
第10回 2010.6.17
田島 芳満
海岸侵食問題を助長している人為的な要因を挙げ,そのメカニズムを解説し,さらにその緩和策(解決策)について自身の考えを述べよ.
※解決策にはユニークな考え(独創性)を歓迎します.ただし,その実現性や考えられる問題点などについても簡潔に言及すること.
第11回 2010.6.24
大内 一之
海洋には,太陽光,風,波,温度差,栄養塩,水産生物,海底石油,鉱物といった多様な資源が存在する.にも拘わらず四面海に囲まれているわが国において,諸外国に比べて国民の海洋への関心は高いとは云えず,また年々低下傾向にある.このことに関して自分なりの考察・意見を述べよ.A4,3枚にまとめること.
第12回 2010.7.1
津田 敦
2009年に英国Royal Societyから出された「Geoengineering the climate: science, governance and uncertainty」(http://royalsociety.org/Geoengineering-the-climate/)にリストアップされた環境地球工学手法を一つ選び,その手法を概説し,効果,安全性,技術的段階を具体的に論じるとともに,自分の考えを述べよ.
第13回 2010.7.8
篠原 雅尚
1.海溝型地震について,その特徴について知るところを述べよ.
2.大きな海溝型地震が発生した場合にどのような社会への影響が生じるかについて,議論せよ.
「2009年度冬」
第1回:10月 5日(月) 浦辺 徹郎
現在、各国が競って大陸棚延伸の申請を行っている背景には、海底エネルギー・鉱物資源の開発があるとされている。このような海底下の資源開発を行うに当たって、
(1)それを行う意義、と(2)注意しなければならない点、
を挙げて検討を加えること。
第2回:10月 19日(月) 長谷 知治
今日紹介した海上輸送を取り巻く政策課題・対応の事例の中から1つ選択又は自らが海上輸送を取り巻く政策課題と考えるものを設定の上調査し、海上輸送の意義を踏まえつつ、当該課題に対する対応策をまとめること(既存施策とは異なる独創性のあるものが望ましい)
第3回:10月 26日(月) 茅根 創
沖ノ鳥島の経済活動として,どのようなものが考えられるか?
第4回:11月2日 (月) 日比谷 紀之
何らかの理由で、月や太陽による起潮力が 現在よりも ずっと弱くなってしまったとしたら、深層海洋大循環はどのようになってしまうだろうか?
また、その結果、世界の気候はどのように変化していくことが考えられるだろうか?その理由をあげて、各自の考えを述べよ。
第5回:11月 9日(月) 佐藤 愼司
国土の土砂環境」について,講義内容に則して現状の課題を整理し,海の魅力を生かしつつ人間社会を持続的に発展させるための望ましい方向を具体的に述べよ.
自分自身の考えが論理的に記述されているレポートを高く評価する.収集した情報については,引用元(書籍名,新聞名,ウェブサイトアドレスなど)を明記して,自分自身の意見と区別して記述すること.
第6回:11月16日(月) 福場 辰洋
海洋(水中)環境において使用するための計測機器の実例を調査し、計測対象の海洋科学における重要性についてまとめた上で、装置の概要、性能について報告する。
@必要に応じて、図・表を使用すること。
@資料は書籍、論文、ウエブなど自由。ただし情報ソースは明記すること。資料の丸写しは認めない。
@講義で紹介したもの以外の実例を調べて取り上げること。ユニークな実例の紹介を期待します。
@不明な点はメール(bafuk@iis.u-tokyo.ac.jp)で問い合わせる。
第7回:11月30日(月) 八木 信行
共有資源を管理する方策について研究した米国のオストロム教授が本年ノーベル経済学賞を受賞した意義について書け【海の豊かさを保全するために、「共有地の悲劇」への対応が重要になる場合があるが、有効な対策に関する社会の認識が今回のノーベル賞受賞をきっかけとしてどのように変化する可能性があるかを議論すること】
第8回:12月7日(月) 青山 潤
動物はなぜ旅をするか?回遊の起源と進化について
第9回:12月14日(月) 高橋 鉄哉
国内外のある海域を選び,窒素・リンの人為的排出が沿岸海洋の生態系へ及ぼす影響について,具体的に記述し現在の対策と課題について調べる.
第10回:12月21日(月) 玉木 賢策
休講
第11回:1月7日(木) 鈴木 克幸
以下の船舶の技術について調べて説明せよ。図を交えてもよい。
・二重船殻構造
・緩衝型船首構造
・トリマラン
・GBA (Goal Based Standard)"
第12回:1月18日(月) 福代 康夫
海事による水生生物越境の対策はとりうるものか?
第13回:1月25日(月) 尾崎 雅彦
①統合国際深海掘削計画(IODP)の運営組織について調べて簡潔に説明する(引用元を明らかにすること)とともに,感想を述べよ。
②IODPのように,大型研究プロジェクトが国際協力の下で行われることの意義・問題点について考えを述べよ。
「2009年度夏学期」
第1回:4月9日(木) 巻 俊宏
問1:有人潜水艇,遠隔操縦ロボット,自律型海中ロボットの例をそれぞれ2つ
上げ,
1)性能
2)特徴、利点、欠点
3)成し遂げた困難な水中作業
を比較せよ。
問2:水中における困難な技術的課題は何か
1)3つの例を挙げ、
2)現在はそれをどう克服しているか
3)将来どういう開発をおこないそれを克服したいか
を述べよ。
問3:水中技術に関する感想。
第2回:4月16日(木) 篠原雅尚
1.海溝型地震について、その地球科学的な性質について知るところを述べよ。
2.大規模な海溝型地震が発生した場合に環境・社会への影響について、議論せよ。
3.地震発生予測に関して、どのような観測研究が必要と考えるかを述べよ。
第3回:4月23日(木) 横山祐典
地球の気候システムを駆動している要因にはどのようなものがあるか
それを調べる方法にはどのようなものがあるか
第4回:4月30日(木) 羽角博康
地球温暖化の中で生じると予想される海洋の大規模な変化について、
2〜3個の具体例を挙げて
- 変化のメカニズム
- 地球温暖化へのフィードバック
- 人間社会にどのような影響を及ぼすか
等についてまとめよ。
第5回:5月14日(木) 福島朋彦
社会が求める生物多様性の概念と、
科学が明らかにしようとしている生物多様性を比較・整理して記述せよ。
第6回:5月21日(木) 赤坂甲治
多様な海洋生物の活用
第7回:5月28日(木) 鯉渕幸生
講義の中で興味をもった事柄について簡単に調べ、
今日の講義内容と比較して、自分で考えたことをまとめる。
第8回:6月4日(木) 黒倉 壽
思いつく共有資源をあげて、その管理の仕方について、考えを述べなさい。
第9回:6月11日(木) 保立道久
日本の歴史社会と水の自然史
第10回:6月18日(木) Roger Smith
(海に関する英語の理解力をみる)
第11回:6月25日(木) 末岡英利
人流・物流に携わる代表的輸送機器として 陸:自動車、海:船舶、空:航空機が
ある。輸送機器としてのそれぞれの特徴について比較考察し、船舶の役割・将来像を
論ぜよ。
※ A4 x 3枚以内 (含:図表)
第12回:7月2日(木) 松本 良
エネルギー資源の危機と地球の温暖化が進む中で、我が国がガスハイドレートの
資源化プロジェクトを進める理由について述べよ。
さらに、今後、資源化プロジェクトがクリアしなければ成らないハードルについて
考察せよ。(自分を、ハイドレート資源化に賛成か反対かいずれかの立場に立たせ
た上で考察すると論旨が明快になるだろう。)
第13回:7月9日(木) 高木 健
海洋エネルギーの賢い利用法を各自で考えよ。
「2008年度冬学期」
第1回 10月6日(月) 浦 環
問1:有人潜水艇、遠隔操縦機(ROV)、自律型海中ロボット(AUV)の例を
それぞれ2つ上げ、
1)性能
2)特徴、利点、欠点
3)成し遂げた困難な水中作業
を比較せよ。
問2:水中における困難な技術的課題は何か
1)3つの例を挙げ、
2)現在はそれをどう克服しているか
3)将来どういう開発をおこないそれを克服したいか
を述べよ。
問3:水中技術に関する感想。
第2回 10月20日(月) 佐藤愼司
「海岸侵食」について,講義内容に則して現状の課題を整理し,短期的な問題を
解決しつつ長期的に持続性を確保するための望ましい方向性を具体的に述べよ.
※:A4レポート用紙に,学生証番号と名前を明記し,課題の整理を1枚,
望ましい方向を2枚で記述すること.
自分自身の考えが論理的に記述されているレポートを高く評価する.
収集した情報については,引用元(書籍名,新聞名,ウェブサイトアドレスなど)
を明記して,自分自身の意見と区別して記述すること.
第3回 10月27日(月) 松本 良
「Clathlate Gun Hypothesis」または「ガスハイドレート仮説」について調べ、
3枚程度にまとめよ.
第4回 11月10日(月) 浦辺徹郎
海底熱水活動の重要性について,項目を挙げ,その内容・理由を説明せよ.
第5回 11月17日(月) 歌田久司
「日本沈没」について、各自の興味ある見地から議論せよ。
例えば、
・自然科学に興味ある人は、科学的にみてそのような現象が発生しうるか否か、
・発生する場合の開始から終了までにかかる時間スケールなどについて調べて
みる。
・政治に興味ある人は、科学者が10年後の日本沈没を予測した場合に、政府が
とるべき諸政策を現実の国家予算を考慮に入れつつ考えてみる。
・映画が好きな人は、1973年版と2006年版の「でき」を比較する。
などなど。
※これらの例にとらわれず、ユニークな議論を望む。
他人の見解を引用した場合には、明記する事。
第6回 11月26日(水) 窪川かおる
海洋環境の具体例を1つ挙げ,その環境に生息する生物群集内の生物と環境との
関係について,複数の生物を選択して説明・考察せよ.
1種類の生物に着目してもよい.
第7回 12月1日(月) 茅根 創
沖ノ鳥島でどのような学術研究や経済活動を行うことが有効であるか?
第8回 12月8日(月) 赤坂甲治
多様な海洋生物の活用について.
第9回 12月15日(月) 福代康夫
生物の移動機構と移動防除の難しさについて
第10回 12月22日(月) 青山和浩
下記から問題を1つ選び,選択した問題は国際物流と商船にどの様な影響を
及ぼすのかについてレポートに纏める。
−現在の経済危機/世界恐慌
−地球環境問題
−資源・エネルギー問題
第11回 1月8日(木) 木暮一啓
海洋の微生物群集、とりわけ細菌は、そのサイズは微細ながら他の海洋生物には
見られないような、いくつかの特徴を持っている。それらはどのようなものか。
具体的な項目を挙げて述べよ。
第12回 1月19 日(月) 日比谷紀之
深層海洋大循環の強さをコントロールする可能性のある要因を複数あげ、
その理由について各自の考えを述べよ。
第13回 1月26 日(月) 山口 一
北極海を輸送経路(航路)として使うことを想定して、その経済的側面、
環境的側面、政治的・戦略的側面について調べ、その可否を論ぜよ。
「2008年夏学期」
第1回 4月10日 早稲田 卓爾
海洋を航行する船舶や,海洋資源の採掘など海上作業を行うにあたり,気象予測,
波浪予測の果たす役割は大きい。わが国を含む世界各国が,気象・海象・波浪予
報にどのような独自の取り組みを行っているか,調査し,危機管理という観点か
ら,各国の取り組みがどのように連携をとり,情報を共有すべきか,論ぜよ。
第2回 4月17日 増田昌敬
第3回 4月24日 佐藤 徹
第4回 5月8日 田島芳満
海岸侵食問題を助長している人為的な要因を挙げ,その問題点や解決方法について
議論せよ
第5回 5月15日 木村伸吾
海洋生物の回遊生態と資源量変動について知るところを
背景に、持続的食糧資源の確保について議論せよ
第6回 5月22日 篠原雅尚
1.海溝型地震についてその地球科学的な性質について知るところを述べよ。
2.海溝型地震の発生予測にむけて、どのような研究開発が必要と考えるか、
または発生した場合におよぼす環境・社会への影響について議論せよ。
第7回 5月29日 黒倉 寿
第8回 6月5日 奥脇直也
第9回 6月12日 吉田 学
以下の2種の動物も近年多く実験に用いられ、ゲノムやESTの解読も進んで、
モデル動物化が図られている。その動物がもつ特長と実験に用いた場合の利点を
あげ、 研究が進む背景を考察せよ。
Trichoplax adhaerens(センモウヒラムシ)
Gasterosteus aculeatus(イトヨ)
第10回 6月19日 武田重信
栄養物質を直接もしくは間接的に利用した海洋生物生産の促進方策を提案し、
予想される効果と環境影響について議論せよ。また、その方策に関して得られ
た科学的成果を公表するときに、社会的影響をどこまで考慮しておくべきか考
えを述べよ。
第11回 6月26日 升本順夫
海洋の変動を理解し、予測することが、我々の生活とどのように結びついてい
るのかを、具体的な例を2つ以上示して、簡潔にまとめよ。その際、海洋を物
理的に考えることがどのような役割を果たしているか、についても記すこと。
第12回 7月3日 植松光夫
地球上の生物の存在が地球の気候変化に関与しているのかどうか、例を挙げて
議論せよ。
また、人類にとって望むべき地球 環境の将来像を海洋の役割を考慮して論ぜよ。
第13回 7月17日 徳山英一
20XX年南海トラフYY半島沖50キロの海域でマグニテュー ド8.4(震源の深さ
は30キロ)の巨大地震が発生した。地震発生後に活断層調査を実施するにあた
り如何なる調査手法(音波を用いたリモートセンシングのみ)を用いるかにつ
いて述べよ。なお、調査の目的は
1)活断層の特定し、その規模を明らかにすること、
2)断層活動で引き起こされた断層以外の海底変動の解明、である
「2007年度冬学期」
第1回 10月15日 浦 環
世界を代表する
1) 有人深海潜水艇(HOV: Human Occupied Vehicle)
2) 有索遠隔操縦無人潜水機(ROV: Remotely Operated Vehicle)
3) 自律型海中ロボット(AUV: Autonomous Underwater Vehicle)
について、
課題1:それぞれ1〜2例をあげ、それらの
a)仕様および性能
b)発見など、なしとげた成果
c)問題点と改良の方向
を示せ。
課題2:1〜3)それぞれについて、その特徴をおおいに発揮できる
海中観測項目について述べ、他のものとの比較をせよ。
参考文献
浦環・高川真一編著:""海中ロボット総覧"", (株)成山堂書店, (1994.2)
浦環・高川真一編著:""海中ロボット"", (株)成山堂書店 ,(1997.4)
第2回 10月22日 浦辺徹郎
天然資源と人類の持続的発展について考察せよ
第3回 10月29日 福代康夫
環境を守る、特に生物移動を防ぐことの難しさについて
科学的側面だけでなく、社会学的にも論ぜよ
第4回 11月5日 佐藤慎司
「海岸浸食」について,講義内容に即して現状の課題を整理し,
短期的な問題を解決しつつ長期的に持続性を確保するための
望ましい方向性を具体的に述べよ
第5回 11月12日 歌田久司
「日本沈没」について、各自の興味ある見地から議論せよ。
例えば、自然科学に興味ある人は、科学的にみてそのような現象が
発生しうるか否かについて調べてみる。政治学に興味ある人は、
科学者が10年後の日本沈没を予測した場合に、政府がとるべき
諸政策を考えてみる。
映画が好きな人は、1973年版と2006年版の「でき」を比較する、
などなど。これらの例にとらわれず、ユニークな議論を望む。
第6回 11月19日 松本 良
地質時代にはメタンハイドレートの大量分解による環境変動が、
生物の大量絶滅が起きた例が報告されている。
1)メタンハイドレートの大量分解はどのようなメカニズムに
起きるか、
2)メタンハイドレート分解により地球環境はどのように変化するか、
3)地質時代で、メタンハイドレート分解に起因すると言われている
大量絶滅はいつ起きたか
第7回 12月3日 窪川かおる
鯨骨の環境は深海底の熱水や冷湧水の噴出する特殊な環境と
同様な特徴(極限環境と呼ばれる)を持ち、古海洋環境と似ていると
考えられる。次の3つのイベントから1つを選び、
極限環境と化学合成細菌に焦点を当て、解説と考察をせよ。
1)生命の誕生
2)最初の単細胞誕生
3)最初の多細胞生物誕生
第8回 12月10日 赤坂甲治
多様な海洋生物の活用について
第9回 12月17日 茅根 創
島嶼国における,海面上昇以外の問題について,調べてまとめて下さい
第10回 1月7日 青山和浩
第11回 1月15日 木暮一啓
第12回 1月21日 日比谷紀之
何らかの理由で、月の起潮力が現在よりも、ずっと弱くなってしまった
としたら、深層海洋大循環はどのようになってしまうだろうか?
そして、その結果、世界の気候は、どのように変化していくことが
考えられ るだろうか?
その理由をあげて、各自の考えを述べよ。
第13回 1月28日 山口 一
北極海を輸送経路(航路)として使うことを想定して、その経済的側面、
環境的側面、政治的・戦略的側面について調べ、その可否を論ぜよ。