TKY200406140227辻元清美が社民党を辞めた。NHKは丁度良い時間の「七時のニュース」でこの話題をを意識的にニュース項目から排除した。でも確かに辞表届けは党に提出され、記者会見は大阪市の貸し会議室で開かれた。民放は五時のニュースでそろってこれを伝えた。マスコミと政党との事情はあるていど推測できるが、とりあえず民放の情報不足とNHKの保守性は明確にアピールできたようである。

それはさておき本題に移ると、そもそも辻元は議員になるまえから団塊世代の隠れアイドルであり、もと全共闘の恋人だけでなく、死んだ小田実や高野孟など「左翼系」サポーターは数しれない。歯切れのいい大阪弁と奔放な性格は10歳以上離れた「左翼系」叔父さんたちのおもちゃであり、小生意気ではあったがそこが爺殺しのポイントでもあった。ために社民党を膨らませ、またしぼませてもきたのである。旧社会党系の昔からいる爺さんたちは、この「左翼系」アイドルを内心快く思わなかったが、党の花(トウがたっても党の華?)としてしたたかに利用した。しかし党の要職にはつけようとはしなかった。何をいいだすか分からないうどんやのネーちゃん辻元より東大卒の愚鈍な弁護士学芸会級長さん福島を重用したのである。爺たちはわずかに残っていた組合利権をうばわれたくなかったからである。その点ちんちくりんな優等生は信頼できたのである。したがって社民党はふたたび旧社会党的ドクマ教条主義に陥ってしまった。そして奔放な娘に手を焼いた爺たちは連立にかこつけて国土交通省に里子に出した、、、まではよかったが、前原「団十郎」のうつろな流し目に篭絡され、ついに社民党を家出してしまったのである。

社民党の新しいスタイルは柔軟性にあった。それがなくなって頑固にキャンペーンを連呼するだけなら共産党のほうがいい。現実政治の蜜の味をみずほは捨てて党に忠誠を誓った。しかしこの日から清美は違っていたのである。国土交通省を去るときの涙は単なる感傷ではなく、理想と現実のギャップでいずれは社民党を離れなければならなくなるという自分の運命に泣いたのだと思う。

迷いもあればしたたかな計算もある。選挙区の事情も土井たかこへの義理もある、みずほとの見えない確執もあるだろう。それでもなお彼女はこれで確実に政治家として成長したような気がする。しかし波乱万丈な女性ではあるな〜とつくづく感じる。

念のために申し添えるが、まだ自分には最低限の美意識はあるから人類と類人猿を間違えるほどボケてはいないつもりだ。

はたして平成メス猿芝居公演か、党派越えの実験か。