事故取材で入山の２人が死亡

埼玉県秩父市の防災ヘリコプターの墜落事故の現場近くの川で見つかった日本テレビの記者とカメラマンの男性２人は病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。２人は墜落事故の取材のため先月３１日に山に入ったということで警察は、詳しい経緯を調べています。

１日午前９時すぎ、埼玉県秩父市の防災ヘリコプターの墜落事故の現場から２キロほど離れた川で日本テレビ報道局の記者の北優路さん（３０）とカメラマンの川上順さん（４３）の２人が体の一部を水につけた状態で倒れているのが見つかりました。警察は、２人をヘリコプターでふもとのヘリポートまで運んだあと秩父市の隣の皆野町の病院に搬送しましたが、２人とも死亡が確認されました。警察によりますと２人は先月２５日に秩父市で起きた防災ヘリコプター墜落事故の取材のため先月３１日に山に入ったあと連絡が取れなくなり日本テレビからの救助の要請を受けて警察と消防が１日朝から２人を捜索していました。２人が見つかった川は防災ヘリコプターが墜落したのと同じ川の２キロほど下流です。警察は現場の状況を調べるとともに２人と一時いっしょに行動をしていた登山ガイドから事情を聞くなどして２人が山に入った詳しい経緯についても調べを進めています。