2010年6月3日 19時54分 更新:6月4日 12時9分
宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で3日、県西部のえびの市で実施していた県の「終息確認検査」が終わり、ウイルスが残っていないことが確認された。県境を接する鹿児島、熊本県の検査でも異常はなく、両県の一部を含む家畜の移動制限区域(半径10キロ以内)と搬出制限区域(同10~20キロ以内)は、4日午前0時に解除された。
制限区域の解除は、4月28日に感染疑いが確認されて以来37日ぶり。これにより、両地域での家畜の出荷が可能になった。
えびの市では5月13日まで4農場で牛と豚に感染が確認されたが、以降の発生はない。県は5月下旬から、半径3キロ以内の牛の血液検査と豚の目視、3~10キロ圏の牛と豚の目視検査をしていた。【木元六男】