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ヘリ事故現場を取材の日テレ記者ら2人死亡 秩父の山中

2010年8月1日16時5分

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【動画】秩父山中の遭難現場付近

写真:日本テレビの記者とカメラマンの遭難現場付近=1日午後0時19分、埼玉県秩父市、朝日新聞社ヘリから、竹谷俊之撮影日本テレビの記者とカメラマンの遭難現場付近=1日午後0時19分、埼玉県秩父市、朝日新聞社ヘリから、竹谷俊之撮影

 1日午前9時10分ごろ、埼玉県秩父市の山中で、日本テレビ記者の北優路さん(30)=さいたま市浦和区=と、同社カメラマン川上順さん(43)=東京都江東区=が倒れているのを埼玉県警山岳救助隊が発見した。2人とも心肺停止状態で見つかり、搬送された病院で死亡が確認された。

 県警によると、2人は7月31日午前6時半ごろ、25日に起きた埼玉県の防災ヘリコプター墜落事故の現場を取材するため、ガイドと入山。途中で川の水流が多く、2人が軽装だったため、午前10時ごろにいったん途中の橋まで引き返した。しかし、2人は「山を知っているから」と言い、再び山に向かったという。

 その後、2人から連絡がなかったため、近くで待っていた運転手が午後6時、日本テレビに連絡。日本テレビは2人に衛星無線で連絡をとろうとしたがつながらなかったため、午後11時に秩父署に救助を要請していた。

 現場は険しい山岳地帯。県警はヘリ事故後の27日に報道機関に対し、取材活動で新たな災害が起きるのを防ぐために、現場取材を極力控えるよう求めていた。

 日本テレビ広報部は「2人が31日の下山予定時刻を過ぎても連絡が取れない状態になった」としている。

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