(cache) 関東鍼灸専門学校|在校生の声 木内由美子さん(2年生)

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在校生の声

最近の学生に見られる一つの特徴として、大学や短大を卒業した20代の女性が増えているということが挙げられます。
エステやアロマテラピーをはじめとした、「癒し」や「美容」が一つの職種として地位を築きつつある現在、さらなる差別化のために、鍼灸などの東洋医学を学びたい、というニーズが高まっていることが背景にあるのかもしれません。

現在2年生の木内由美子さんも、そうした目的意識を持って学んでいるところです。今回はどんな話が聞けるでしょうか。

木内さん
鍼灸との出会い
以下、木内由美子さん:木内
 
-----関東鍼灸に入学するまでのいきさつを教えてください。
木内 大学を卒業するときに就職活動をしたのですが、当時は超氷河期で、なかなか思うようにいきませんでした。そんなとき、「ケイコとマナブ」でたまたま見つけた中国気功整体の学校に行き、卒業後そのまま系列のお店に勤務しました。
-----少々唐突な気がしますが。(笑)
木内 もともと人と接するのが好きでしたし、大学の勉強の中で東洋哲学に惹かれたというのもあります。当時は気功もやったりしていたので、そんなに違和感はありませんでした。
-----鍼灸の道は考えませんでしたか?
木内 考えました。ただ、鍼灸は学校に3年通いますよね。もし、いきなり飛び込んで「自分には合わない」って思ったら大変なことになるなと。
整体の学校は1年だったので、試してみるにはちょうどいいかな、と思いました。
-----確かに、鍼灸学校だと学費もかかりますしね。
木内 そうなんです。だから慎重にならざるを得ませんでした。
-----鍼灸学校に入ろうと思ったきっかけはあるのですか?
木内 ようやく本気になったということでしょうか。(笑)
-----「本気」ですか。(笑)
木内 中国気功整体のあと、リフレクソロジーを学んだり、カイロプラクティックを学んだりしましたが、きちんと患者さんの期待に応えるためには、もう一度人体の基礎からしっかりと学ばなければならないと考えたのです。
-----確かに人の体に触れる以上は、しっかりとした知識が必要ですよね。
 
入学してからの印象
 
-----入学前にそれだけ目的意識がはっきりしていると、実際に入ってみてどんな印象を受けましたでしょうか?
木内 勉強が面白いですね。それまで中途半端だった知識がどんどん整理されていく感じがします。
東洋哲学の授業も易とかがあって、筮竹を触ったりして新鮮でした。
-----「鍼灸の学校で何故易をやるんだ?」と思ったりしませんでしたか?
木内 確かに、最初は繋がりがよくわかりませんでした。
でも、現在2年生になって実技の時間に「積聚治療」という治療法を学んでいるのですが、手足の末端に鍼をしているのに、お腹にあるしこりが取れたりすることがあって、「これって何故だろう?」と不思議に思わずにいられない訳です。そうした不思議なことを理解していくために、易を中心とした東洋哲学的な思考を学んでいるのかなあと感じています。
-----目に見える変化が現れると、最初はびっくりしますよね。
木内 授業風景そうですね。
最初は、患者さんが痛いと言っているところに鍼をするものだと思っていたのですが、そうでない場所に鍼をして症状を変化させていく、ということを聞いたときには驚きました。
経絡や経穴というのは目には見えませんが、こうした現象を目の当たりにすると、そういったものも実際には有るのかもしれないな、という気にさせられます。
 
卒業後の目標
 
-----将来こんな鍼灸師になりたい、などの目標があれば教えてください。
木内 まだまだ勉強中なので、いろいろなことを吸収していきたいと思っています。具体的な症状を改善していくだけでなく、「何となくダルイ」といった人の相談にも乗れるようになりたいです。ストレスを抱えている人が本当に多いですよね。そういった人の役に立てたら嬉しいです。あと、女性の美容にも役立てるようになれればいいですね。若い女性とか見ていて思うのですが、ものすごく身体に負担をかけています。服は肌が露出していて冷えやすい、靴はヒールで足首を痛めやすい。それだけでも十分身体に悪いのですが、その上、ダイエットをしすぎたり、逆に食べ過ぎたりしている。同性として「そのままだと将来大変だよ」というメッセージを伝えることができるようになれば、と思います。
-----そうですか。これからが楽しみですね。素敵な頼れる先生を目指して頑張ってください。

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