暴れた店員の男性を制止するため暴行して死亡させたとして、兵庫県警東灘署は１日、傷害致死容疑で、ドーナツ店経営の長谷川学容疑者（４３）＝神戸市北区＝を逮捕した。「殴ったことで死んだとは考えられない」と容疑を否認しているという。

　逮捕容疑は、３１日午前７時ごろ、同市東灘区のドーナツ店内でアルバイト店員（４１）の頭を殴るなどの暴行を加え、死亡させたとしている。

　同署によると、長谷川容疑者が勤務態度について店員を注意したところ、店員が壁に頭を打ち付けたり、ドーナツをまき散らしたりして暴れ始めた。このため長谷川容疑者がトレーで店員の頭をたたいて制止。その後、店の仮眠室で寝かせていたが意識がなくなり、１１９番したという。