宇宙戦艦ヤマト ラジオドラマ
「宇宙戦艦ヤマト」には、ニッポン放送のオールナイトニッポンの枠で放送されたラジオドラマがある。確認出来ているのは6作品である(8作品とも言われている)。映画上映日初日の深夜に生放送でラジオドラマが演じられた。基本的に本放送の際には4部構成で成り立ち、合間に声優さんと司会者とのトーク、電話によるリスナーの参加と言ったコーナーを交えて進行された。番組は終盤のクライマックスは放送せず、クライマックスをワクワクして劇場に並んでいる観客の逸る気持ちを煽った。
リストは以下になる。
1.宇宙戦艦ヤマト(入手済み)
「自切俳人(フォーク・クルセダーズの北山修)のオールナイトニッポン」の枠内での放送。1977年12月3日土曜日、午前1時〜5時まで。(一部地域では午前1時〜3時の枠で 2週に渡り放送)
要所要所に古代進のモノローグ(彼が日記をつけているという設定)でドラマが進行して行った。最後に「森雪」役の麻上洋子がトチッた。
2.さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
オールナイトニッポン特別番組として放送。1978年8月5日土曜日、午前1時〜5時まで。
3.宇宙戦艦ヤマト2
オールナイトニッポン特別番組として放送。1979年2月11日土曜日、午前1時〜5時まで
第一作のラジオドラマ版では古代進の日記という形式を持ちこんで評判が良かったために、今度は当然のように森雪をメイン・フューチャーする形を取り、通常のナレーションだけでなく、雪のモノローグで物語を進行させ、特に女性ファンにもアピールする内容となっている。
4.宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち
オールナイトニッポン特別番組として放送。1979年7月31日火曜日、午前1時〜5時まで
テレ・フューチャーとして制作された。本来は1時間58分の尺であったが、テレビ局の意向で1時間35分に切った。そのことを悔やんだ西崎義展氏は、本来の尺でこの作品を劇場で公開する事を目論んだが、儚くも夢破れた。しかし1981年春、カットされた部分を追加し劇場公開が叶った。
5.ヤマトよ永遠に
オールナイトニッポン特別番組として放送。1980年8月2日金曜日、午前1時〜5時まで
新たなる旅立ちの続編になる。
6.宇宙戦艦ヤマト 完結編
オールナイトニッポン特別番組として放送。1983年3月19日土曜日、午前1時〜5時まで
死んだはずのヤマト初代艦長の沖田十三が復活すると言う奇想天外な話である。