丸木舟で日本海横断挑戦へ 来夏出発目指し進水式宍道湖で行われた試作の丸木舟の進水式=31日午前、松江市 古代の日韓交流を再現しようと、丸木舟で日本海を渡航する計画を進めている松江市の市民グループが31日、同市の宍道湖岸で、試作の丸木舟を浮かべる進水式を開いた。 韓国に日本との交流をうかがわせる古代神話があることを知った元小学校教員の錦織明さん(61)らが「古代人と同じ方法で海を渡り、友好を示そう」と計画。賛同した約20人と一緒にモミの大木をくりぬき、約半年間かけて全長約10メートルの丸木舟を作り上げた。 神話発祥の地で、出発予定の韓国・浦項市からゴールの島根半島までは直線で約340キロ。手こぎの航海だけに、舟の安全性や渡航ルートの分析を繰り返し、来年夏の挑戦を目指す。 日韓交流を盛り上げる今回の計画は浦項市でも歓迎され、進水式には浦項市職員のほか、地元紙記者も取材で訪問。伴走船での協力を申し出る韓国企業もあるという。 【共同通信】
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