(CNN) 中国の国営・新華社通信は31日、同国南部の湖南省の省都・長沙市にある地方税務署で爆発があり、4人が死亡、19人が負傷したと報じた。
爆発は30日に発生したもので、地元警察は初期段階の捜査結果として、爆発は事前準備をへた犯罪行為とする声明を発表した。爆弾が用いられた可能性がある。爆発の実行犯などの背後関係には触れていない。
爆発が起きた税務署は市内の住宅地内にあり、爆風で3階の窓ガラスが割れるなどの被害が出た。
新華社はまた、中国北東部の吉林省の理髪店で複数の爆発があり、1人が死亡、20人が負傷したとも伝えた。爆発が起きた日時は不明。
急速な経済発展を見せる中国では、貧富の差拡大、医療費の上昇など社会的なひずみが表出し、住民による暴動も起きており、政府は対策に追われている。