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【社会】

パチンコ店で男性刺殺 強盗目的か男逃走

2010年7月31日 夕刊

パチンコ店内の鑑識作業を行う捜査員=31日午前2時25分、埼玉県八潮市で

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 三十日午後十時半ごろ、埼玉県八潮市大曽根のパチンコ店「やすだ八潮店」で、店員(24)から「客が刃物で刺された」と一一〇番があった。草加署員が駆けつけると、同市南川崎、会社員新井政弘さん(37)が遊技台付近の通路で首を切られて倒れており、搬送先の病院で死亡した。

 県警は、新井さんと一緒にいた妻(38)からバッグを奪おうとした男が新井さんに切りつけて逃げたとみて、強盗殺人事件として同署に捜査本部を設置。男の行方を追っている。

 捜査本部によると、新井さん夫妻は事件の数時間前に来店。遊興中の新井さんの右隣に妻が座っていたところ、男が妻の右隣に座っていきなり刃物を突きつけ、「かばんをよこせ」と脅迫。肩に掛けていたバッグを奪い取ろうとした。新井さんが止めに入った際、男に切りつけられたという。

 男は二十〜四十歳代とみられ、身長一メートル七〇〜一メートル八〇。丸刈り風でサングラスを掛け、黒い半袖Tシャツに黒ズボン姿だった。新井さんの妻は男と面識がないという。

 捜査関係者によると、男は遊興せずに、来店した客を物色していた形跡があった。

 店は午後十時四十五分まで営業しており、当時、店内には客と店員が数十人いたという。現場はつくばエクスプレス八潮駅から西に約一・四キロ。東京都足立区との都県境付近で、住宅や工場などが立ち並ぶ一帯。

 

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