[PR]
ニュース:事件 RSS feed
【聖香さん虐待死】内縁の夫「あざ体質、学校行かせず」 しつけ強調
大阪市西淀川区で昨年4月、松本聖香さん=当時(9)=を虐待し衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死と死体遺棄の罪に問われた母親の内縁の夫、小林康浩被告(40)の裁判員裁判の第4回公判が28日、大阪地裁(樋口裕晃裁判長)であった。被告人質問が行われ、小林被告は「うそをついたことを謝らないのでほおをつねり、げんこつでたたいた」などと述べ、しつけの一環だったと強調した。
小林被告は保護責任者遺棄致死について無罪を主張している。この日は黒色のスーツ姿で、小さな声でつぶやくような口調で弁明を繰り返した。
聖香さんについて「青あざができやすい体質だった」とし、「青あざで虐待が疑われるのが嫌で学校に行かせなかった」と述べた。ベランダに放置した時間についても「当初は5分や10分だった」と長時間ではなかったと強調した。
起訴状によると、両被告は共謀し、殴打や十分な食事を与えない虐待で衰弱した聖香さんをベランダに寝かせ、昨年4月5日午後、衰弱死させ、6日夜、遺体を奈良市の共同墓地に埋めて遺棄したとされる。
関連ニュース
- 【聖香さん虐待死】内縁の夫、しつけ弁明し無罪主張 遺族が叫ぶ一幕も
- 【聖香さん虐待死】母に求刑12年「絶命の苦しみ…黙認し同調」
- 【聖香さん虐待死】「聖香にごめんねと言いたい」松本被告号泣 第4回公判
- 【聖香さん虐待死】ベランダで最期の言葉「ここで寝る。おやすみなさい」 公判で内夫の供述調書を証拠採用
- 【聖香さん虐待死】母、衰弱わが子に「邪魔」 公判で知人が証言
- 【聖香さん虐待死】「暴力止められなかった」 松本被告、起訴内容を一部否認
- 【聖香さん虐待死】「極刑でも心晴れない」祖父母・実父、厳罰望む
- 【聖香さん虐待死】「まさか死ぬとは…」実母、言い訳に終始
- 【聖香さん虐待死】実母、内縁夫との共謀否認、死体遺棄は認める 大阪地裁
- 「虐待死」厳罰化訴えともに署名活動 聖香さんと夏美ちゃんの祖母