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最新号:2010年7月31日号
2010年7月31日号
市内千代出身でボクシング・東洋太平洋フェザー級チャンピオンの松田直樹選手(34歳)は3日、後楽園ホールで行われた蘇晶錫戦で勝利、初防衛戦を飾った。
苦しみながらの勝利だった。激痛が走ったのは試合を10日前に控えた時だった。オーバーワークによる腰痛。何も出来ない安静の日が3日続く。追い込みの練習も出来ないままリングに上がるしかなかった。一発を狙うあまり大振りになるパンチ。「当たっても(自分の)パンチに腰が入っていないのが判った」と言うほど。現実味を帯びていた世界戦も体調を考慮し、次のチャンスを待つことになった。それでも「後半の試合運びの上手さ」は新たな収穫。次こそ腰の入ったパンチで世界への扉を開ける。