番外編「因縁の対決」 第四章「傀儡」−2
こんばんは、みずはです。
お盆には早いですが、
明日(土曜日)と明後日(日曜日)の晩に盆踊り大会があります。
ついに今年もこのシーズンがやってきました♪
夏と言えば盆踊り、盆踊りと言えば夏!!
夏の夜の暑い宴で誰もかもハッスルハッスル!!
さらに今年もあの河内屋菊水丸さんが参加、
50分耐久河内音頭レースに君は耐えられるか!!
夏の暑く熱い夜は盆踊りでフィーバーっ!!!!
さてそれではハイテンションな前説はさておいて(オイ
小説に参りましょ〜( ・ω・)っ
〜前回までのあらすじ〜
こんにちは!私、湖刀美!
実家の神社の神様で、
ご先祖様でもある「刀破」様から力を授かって、
妖を討滅する「光の巫女」をやってます!
そのきっかけはと言うと…。
幼馴染で親友の「村井 陽子」ちゃんが、
封じられていた妖刀「村正」に憑依されちゃったんだ。
そこで元に戻す為に力を授かったって訳。
「天草 水母」ちゃん、「黒井 瑞羽」先輩、「三毛縞 珠美」ちゃん、
「金白 綾音」ちゃん、「川霧 菜月」生徒会長の五人も仲間に加わって、
何とか村正を滅ぼす事が出来たんだ。
でもその後始末に追われて夏休みが潰れちゃった…はぅ。
新学期、
平穏な生活が戻って来ると思った矢先に再び起こった妖騒動。
それを引き起こしたのは大江山から来た伝説の鬼・酒呑童子。
魔界の上級妖魔にして…私の…初恋の人…。
周到な罠で私を手中に収め、
みんなの心の闇も利用して私を闇に堕としたんだ…。
水母ちゃんのおかげで何とか正気を取り戻し、
「陰陽の巫女」となって酒呑童子を倒したんだけど…。
式神を操っていたのは満香ちゃん。
その衝撃の事実を知った私達は堂馬さんに報告に行った。
その一方、
満香ちゃんは力を完全な物にする為に蛟の所へ…。
駄目…満香ちゃん、早まった事をしないで…!!
『ソードブレイカー 湖刀美』 番外編 「因縁の対決」
第四章「傀儡」−2
その時ふと満香の目に自分の手が映った。
その手は紫色の鱗に覆われていた。
「えっ!? な、何!? これ!?」
妖水を飲んでそれまで夢心地だったのが、
その手を見て一気に正気に戻された。
「蛟!? こ、これは一体何なの!?」
『くくく…それが力を物にした証だ…。』
「証…!?」
『妖水を取り込んだ者は強大な力を得る。
だがその代わりにその身は妖化し、
我の忠実な傀儡…眷属となるのだ…。』
「何ですって…!?
そ、そんなの聞いてないわよ!!」
『くくく…、
何の代償も無しに力が得られると思ったのか…?
何かを得ればそれ相応の物を失うのが当たり前であろう…。』
「だ、だからって…、
何で妖なんかにならなくちゃ…!?」
『それが我が力を得る代償と言う事だ…。
復讐を為す以上、
それ相応の覚悟はしていたのではないのか…?』
「で、でも…!!」
『もはや後戻りは出来ぬ。
大人しく我が力を受け入れ我が下僕となるがいい…。』
「そ、そんな…嫌、嫌よ!!
あたしは妖なんかになりたくないぃっ!!
あたしは…うむぅっ!?」
満香が必死に抵抗すると、
妖水が満香の意思を無視して満香の口の中に流れ込んできた。
ゴボゴボゴボッ!!
「ん、んぐっ!! んぐぅっ!!」
(い、嫌!! 妖水が勝手に入ってくる!!
あ、ああ…美味しい…だ、駄目…!!
こ、これを取り込んだら…身も心も妖になっちゃう…!!
で、でも…う、うう…!!)
「い、嫌ぁ…美味しい…だ、駄目ぇ…!!」
満香の心の中では激しい葛藤が起こっていた。
『くくく…そんなに妖になるのが嫌か…?』
「い、嫌ぁ…妖になんてなりたくないぃ…!!」
満香の目には涙が浮かんでいた。
すると蛟がにやりと笑った。
『そうか…ならばやめてやろう…。』
「えっ…!?」
スゥゥゥ…
蛟がそう言うと満香を包む妖水が消えた。
「妖水が…?」
『それ程までに拒むのならばここで止めてやろう。
ただしもう力は得られぬがな…。』
「えっ…い、いいの…?」
(よ、よかった…これでもう妖にならずに済む…。)
満香は安堵した。
だが次の瞬間、
満香をこれまで以上に激しい渇きが襲い始めた。
ドクンッ!!
「うっ!?」
(な、何…!?
急に…喉が…渇いて…!!
こ、この症状は…!!)
「はぁ…はぁ…っ!!」
満香が息を荒くすると蛟がわざとらしく尋ねた。
『くくく…どうした?
ずいぶん苦しそうだな…。
まあ妖化途中で止めたのだから当然だな…。』
「な…何ですって…!?」
『一度妖化が始まれば、
その身体はそれまで以上に妖水を欲するようになる。
妖化が完了するまでな。』
「なっ…!!」
『くくく…、
半妖体でいつまでその渇きに耐えられるかな…?』
「…っ!!」
満香は奥歯をかみ締めて必死に渇きに耐えた。
(く…苦しい…早く妖水が飲みたい…!!
でも…駄目…!!
あれを飲んだら…あたしは妖になっちゃう…!!
それだけは絶対に嫌…!!
でも…喉が…渇いて…、
早く妖水を飲まないとおかしくなりそう…っ!!)
「はぁ…はぁ…っ…はぁっ…!!」
『そんなに苦しいか…。
苦しければ妖水を飲めばよかろうに…。』
「い、嫌よ…あたしは…妖になんて…なりたくない…!!」
『そうか…まあ好きにするがいい…。』
「ぐぅっ…!!」
満香は耐え続けた。
しかし満香の心の中では次第に妖水への欲求が強まっていった。
(う、うぅ…飲みたい…妖水が欲しい…!!
だ、駄目よ…あれを飲んでしまったら…もう…!!
で、でも…欲しい…く、苦しくて…もう…我慢…できない…っ!!)
いつの間にか満香は、
熱に浮かされたような表情で蛟を見つめていた。
「う、うぅ…。」
『くくく…どうした?
もの欲しそうな顔をしおって…。
妖水が欲しくなったのか…?』
「くぅ…っ!!」
(だ、駄目よ…誘惑に負けちゃ駄目…!!
でも…でも…我慢…出来ない…!!
も、もうどうなってもいい…!!
妖水が…欲しい…っ!!)
「ち、ちょうだい…。」
満香がつぶやいた。
『ん? 今何と言った?
もっとはっきり言ってもらおうか…?』
するとついに満香は欲求に負けて叫んだ。
「ち、ちょうだい!
妖水をあたしにちょうだいっ!
もうどうなってもいいっ!
我慢出来ないのぉっ!」
満香が懇願すると蛟がにやりと笑った。
『妖水が欲しいのか…?
妖になりたくなかったのではないのか…?』
「も、もう我慢できないのよぉっ!
早く、早くちょうだいぃっ!」
『ならば我が下僕になるのだな?』
「な、なるっ、なりますからぁっ!
早く妖水をちょうだいぃっ!」
『くくく…、
ならばちゃんとした物言いをしてもらおうか…?』
「は、はいっ!
あ、あたしは蛟様の下僕になりますっ!
い、いえ、ならせていただきますっ!
ですから、早く、早くこのあたしに妖水をお与え下さいぃっ!」
その言葉を聞いて蛟が笑みを浮かべた。
『くっくっく…よかろう…存分に飲むが良い…。
そして我が下僕となるのだ…!』
ビュルルルルッ!!
蛟がそう言うと再び妖水が噴き出して満香を取り込んだ。
「んぐっ…んぐっ…ああ…美味しい…!
渇きが癒されていく…!」
『くくく…美味しいか? 満香…。』
「は、はいっ!
美味しいですっ!
蛟様の妖水は最高ですぅっ!」
『存分に味わえ…そして身も心も我が傀儡となるのだ…。』
「んぐっ! んぐっ!」
満香はがむしゃらに妖水を飲んでいった。
すると満香の身体にさらなる変化が現れ始めた。
鱗の生えている範囲が広がっていき、
服が解けるように消滅すると、
顔以外の身体全てが鱗に覆いつくされた。
手足の爪が鋭く伸び、
背中からはコウモリのような翼が生え、
腰からは蛟と同じような形の尾が生えた。
そして後頭部から鋭い2本の角が伸び、
耳も鋭く伸びると、
瞳が赤く染まり蛇の目のような形状に変化した。
変化が終わると満香は妖水を飲むのを止めた。
スゥゥゥ…
妖水が消えると満香は蛟の前にひざまずいた。
『くくく…お前は誰だ?
言ってみるがいい…。』
『はい…。
わたしは蛟様の眷属…忠実なる下僕…。
蛟女(こうじょ)・満香でございます…。
蛟様…何なりとお申し付け下さい…。』
蛟が問うと満香はそう名乗った。
変化が終わった今、
満香は身も心も完全に妖化していた。
『くくく…満香よ。
まずはお前の望みを果たさせてやろう…。
今夜お前の宿敵…安倍晴明の子孫を倒すのだ…。』
『はい…承知致しました…蛟様…。』
シュンッ。
そう答えると蛟女となった満香は元の姿に変身した。
「それでは失礼致します。」
コツ…コツ…コツ…
『くくく…ついに堕ちたわ…。
これでようやくあの忌々しき者共への復讐を果たす事が出来る…!
くくくく…くくくくくく…!!』
満香が洞窟を後にすると、
蛟は満足げに笑い続けていた。
−続く−
お盆には早いですが、
明日(土曜日)と明後日(日曜日)の晩に盆踊り大会があります。
ついに今年もこのシーズンがやってきました♪
夏と言えば盆踊り、盆踊りと言えば夏!!
夏の夜の暑い宴で誰もかもハッスルハッスル!!
さらに今年もあの河内屋菊水丸さんが参加、
50分耐久河内音頭レースに君は耐えられるか!!
夏の暑く熱い夜は盆踊りでフィーバーっ!!!!
さてそれではハイテンションな前説はさておいて(オイ
小説に参りましょ〜( ・ω・)っ
〜前回までのあらすじ〜
こんにちは!私、湖刀美!
実家の神社の神様で、
ご先祖様でもある「刀破」様から力を授かって、
妖を討滅する「光の巫女」をやってます!
そのきっかけはと言うと…。
幼馴染で親友の「村井 陽子」ちゃんが、
封じられていた妖刀「村正」に憑依されちゃったんだ。
そこで元に戻す為に力を授かったって訳。
「天草 水母」ちゃん、「黒井 瑞羽」先輩、「三毛縞 珠美」ちゃん、
「金白 綾音」ちゃん、「川霧 菜月」生徒会長の五人も仲間に加わって、
何とか村正を滅ぼす事が出来たんだ。
でもその後始末に追われて夏休みが潰れちゃった…はぅ。
新学期、
平穏な生活が戻って来ると思った矢先に再び起こった妖騒動。
それを引き起こしたのは大江山から来た伝説の鬼・酒呑童子。
魔界の上級妖魔にして…私の…初恋の人…。
周到な罠で私を手中に収め、
みんなの心の闇も利用して私を闇に堕としたんだ…。
水母ちゃんのおかげで何とか正気を取り戻し、
「陰陽の巫女」となって酒呑童子を倒したんだけど…。
式神を操っていたのは満香ちゃん。
その衝撃の事実を知った私達は堂馬さんに報告に行った。
その一方、
満香ちゃんは力を完全な物にする為に蛟の所へ…。
駄目…満香ちゃん、早まった事をしないで…!!
『ソードブレイカー 湖刀美』 番外編 「因縁の対決」
第四章「傀儡」−2
その時ふと満香の目に自分の手が映った。
その手は紫色の鱗に覆われていた。
「えっ!? な、何!? これ!?」
妖水を飲んでそれまで夢心地だったのが、
その手を見て一気に正気に戻された。
「蛟!? こ、これは一体何なの!?」
『くくく…それが力を物にした証だ…。』
「証…!?」
『妖水を取り込んだ者は強大な力を得る。
だがその代わりにその身は妖化し、
我の忠実な傀儡…眷属となるのだ…。』
「何ですって…!?
そ、そんなの聞いてないわよ!!」
『くくく…、
何の代償も無しに力が得られると思ったのか…?
何かを得ればそれ相応の物を失うのが当たり前であろう…。』
「だ、だからって…、
何で妖なんかにならなくちゃ…!?」
『それが我が力を得る代償と言う事だ…。
復讐を為す以上、
それ相応の覚悟はしていたのではないのか…?』
「で、でも…!!」
『もはや後戻りは出来ぬ。
大人しく我が力を受け入れ我が下僕となるがいい…。』
「そ、そんな…嫌、嫌よ!!
あたしは妖なんかになりたくないぃっ!!
あたしは…うむぅっ!?」
満香が必死に抵抗すると、
妖水が満香の意思を無視して満香の口の中に流れ込んできた。
ゴボゴボゴボッ!!
「ん、んぐっ!! んぐぅっ!!」
(い、嫌!! 妖水が勝手に入ってくる!!
あ、ああ…美味しい…だ、駄目…!!
こ、これを取り込んだら…身も心も妖になっちゃう…!!
で、でも…う、うう…!!)
「い、嫌ぁ…美味しい…だ、駄目ぇ…!!」
満香の心の中では激しい葛藤が起こっていた。
『くくく…そんなに妖になるのが嫌か…?』
「い、嫌ぁ…妖になんてなりたくないぃ…!!」
満香の目には涙が浮かんでいた。
すると蛟がにやりと笑った。
『そうか…ならばやめてやろう…。』
「えっ…!?」
スゥゥゥ…
蛟がそう言うと満香を包む妖水が消えた。
「妖水が…?」
『それ程までに拒むのならばここで止めてやろう。
ただしもう力は得られぬがな…。』
「えっ…い、いいの…?」
(よ、よかった…これでもう妖にならずに済む…。)
満香は安堵した。
だが次の瞬間、
満香をこれまで以上に激しい渇きが襲い始めた。
ドクンッ!!
「うっ!?」
(な、何…!?
急に…喉が…渇いて…!!
こ、この症状は…!!)
「はぁ…はぁ…っ!!」
満香が息を荒くすると蛟がわざとらしく尋ねた。
『くくく…どうした?
ずいぶん苦しそうだな…。
まあ妖化途中で止めたのだから当然だな…。』
「な…何ですって…!?」
『一度妖化が始まれば、
その身体はそれまで以上に妖水を欲するようになる。
妖化が完了するまでな。』
「なっ…!!」
『くくく…、
半妖体でいつまでその渇きに耐えられるかな…?』
「…っ!!」
満香は奥歯をかみ締めて必死に渇きに耐えた。
(く…苦しい…早く妖水が飲みたい…!!
でも…駄目…!!
あれを飲んだら…あたしは妖になっちゃう…!!
それだけは絶対に嫌…!!
でも…喉が…渇いて…、
早く妖水を飲まないとおかしくなりそう…っ!!)
「はぁ…はぁ…っ…はぁっ…!!」
『そんなに苦しいか…。
苦しければ妖水を飲めばよかろうに…。』
「い、嫌よ…あたしは…妖になんて…なりたくない…!!」
『そうか…まあ好きにするがいい…。』
「ぐぅっ…!!」
満香は耐え続けた。
しかし満香の心の中では次第に妖水への欲求が強まっていった。
(う、うぅ…飲みたい…妖水が欲しい…!!
だ、駄目よ…あれを飲んでしまったら…もう…!!
で、でも…欲しい…く、苦しくて…もう…我慢…できない…っ!!)
いつの間にか満香は、
熱に浮かされたような表情で蛟を見つめていた。
「う、うぅ…。」
『くくく…どうした?
もの欲しそうな顔をしおって…。
妖水が欲しくなったのか…?』
「くぅ…っ!!」
(だ、駄目よ…誘惑に負けちゃ駄目…!!
でも…でも…我慢…出来ない…!!
も、もうどうなってもいい…!!
妖水が…欲しい…っ!!)
「ち、ちょうだい…。」
満香がつぶやいた。
『ん? 今何と言った?
もっとはっきり言ってもらおうか…?』
するとついに満香は欲求に負けて叫んだ。
「ち、ちょうだい!
妖水をあたしにちょうだいっ!
もうどうなってもいいっ!
我慢出来ないのぉっ!」
満香が懇願すると蛟がにやりと笑った。
『妖水が欲しいのか…?
妖になりたくなかったのではないのか…?』
「も、もう我慢できないのよぉっ!
早く、早くちょうだいぃっ!」
『ならば我が下僕になるのだな?』
「な、なるっ、なりますからぁっ!
早く妖水をちょうだいぃっ!」
『くくく…、
ならばちゃんとした物言いをしてもらおうか…?』
「は、はいっ!
あ、あたしは蛟様の下僕になりますっ!
い、いえ、ならせていただきますっ!
ですから、早く、早くこのあたしに妖水をお与え下さいぃっ!」
その言葉を聞いて蛟が笑みを浮かべた。
『くっくっく…よかろう…存分に飲むが良い…。
そして我が下僕となるのだ…!』
ビュルルルルッ!!
蛟がそう言うと再び妖水が噴き出して満香を取り込んだ。
「んぐっ…んぐっ…ああ…美味しい…!
渇きが癒されていく…!」
『くくく…美味しいか? 満香…。』
「は、はいっ!
美味しいですっ!
蛟様の妖水は最高ですぅっ!」
『存分に味わえ…そして身も心も我が傀儡となるのだ…。』
「んぐっ! んぐっ!」
満香はがむしゃらに妖水を飲んでいった。
すると満香の身体にさらなる変化が現れ始めた。
鱗の生えている範囲が広がっていき、
服が解けるように消滅すると、
顔以外の身体全てが鱗に覆いつくされた。
手足の爪が鋭く伸び、
背中からはコウモリのような翼が生え、
腰からは蛟と同じような形の尾が生えた。
そして後頭部から鋭い2本の角が伸び、
耳も鋭く伸びると、
瞳が赤く染まり蛇の目のような形状に変化した。
変化が終わると満香は妖水を飲むのを止めた。
スゥゥゥ…
妖水が消えると満香は蛟の前にひざまずいた。
『くくく…お前は誰だ?
言ってみるがいい…。』
『はい…。
わたしは蛟様の眷属…忠実なる下僕…。
蛟女(こうじょ)・満香でございます…。
蛟様…何なりとお申し付け下さい…。』
蛟が問うと満香はそう名乗った。
変化が終わった今、
満香は身も心も完全に妖化していた。
『くくく…満香よ。
まずはお前の望みを果たさせてやろう…。
今夜お前の宿敵…安倍晴明の子孫を倒すのだ…。』
『はい…承知致しました…蛟様…。』
シュンッ。
そう答えると蛟女となった満香は元の姿に変身した。
「それでは失礼致します。」
コツ…コツ…コツ…
『くくく…ついに堕ちたわ…。
これでようやくあの忌々しき者共への復讐を果たす事が出来る…!
くくくく…くくくくくく…!!』
満香が洞窟を後にすると、
蛟は満足げに笑い続けていた。
−続く−
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