社会
性的暴行、国に賠償命じる
(北海道)
元自衛官の女性が、男性隊員から性的暴行を受けたなどとして、国を訴えていた裁判で、札幌地裁は、国に580万円の支払いを命じました。元自衛官の女性は、2006年に、道内の航空自衛隊の基地で、同僚の男性隊員から性的な暴行を受けたなどとして、国におよそ1100万円の損害賠償を求めていました。国側は、「行為は合意の上だった」などと主張していましたが、札幌地裁は、性的暴行を認め、その後の自衛隊の対応についても、「被害者への配慮を著しく欠いた」などと非難し、国に580万円の支払いを命じました。女性は、「自衛隊においても人権が保障されるように変わってほしい」とコメントしています。
[ 7/29 19:00 札幌テレビ]