「最高司令官が大敗北の責任とるの当然」「前執行部との連帯責任だ」民主党両院議員総会の主な発言 (1/2ページ)

　菅直人首相　消費税をめぐる不用意な発言で、重い厳しい選挙を強いることになりおわびを申し上げる。鳩山由紀夫前代表、小沢一郎前幹事長の辞任という勇断を受けて臨んだ選挙で、多くの仲間が議席を失い責任の重さを痛感している。国民の批判を一つの言葉で言えば、初心を忘れるな、初志を貫徹せよだ。苦しい中での再スタートが、後に新しい政治の地平を開いたと評されるよう死力を尽くす。政権運営の責任者として継続させてほしい。９月の代表選で私の行動を含めて判断をいただく。予算編成が本格化する中、現在の執行部の体制で代表選までは対応させてほしい。

　枝野幸男幹事長　私のみんなの党に関する発言を含め、執行部の発言はこれまで以上に慎重でなければならなかった。１人区の対策が不十分だった。おわびを申し上げる。自由闊達（かったつ）な党風こそ原動力だ。この原動力がある限り困難を打ち破れると確信している。

　中津川博郷氏（衆院）　菅首相の不用意な思いつきで、民主党は消費税増税路線に走ったのではないか。枝野氏が他党と連携すると言って足を引っ張った。幹事長、選対委員長が責任をとるのは当然。菅首相自ら責任をとるべきだ。

　杉本和巳氏（衆院）　民主党は（サッカー日本代表の）岡田ジャパンに学ぶべきだ。われわれに求められているのは結果だ。菅代表、勝ち点をあげるチームに仕立てあげてほしい。

　小泉俊明氏（衆院）　参院選は自民党が１回もボールも触っていないのに１０本以上、オウンゴールだった。執行部はだれにも相談しないで勝手に衆院選マニフェストを変え、消費税を上げると宣言した。いつから北朝鮮になったのか。

　瑞慶覧（ずけらん）長敏（ちょうびん）氏（衆院）　総括案に普天間のことが入っていない。避けて通ろうとしているのか。そうなら大きなしっぺ返しがくる。沖縄の統一地方選は９月だ。今のままでは沖縄の地方議員は砕け散る。