トークショーで会場を沸かせるスポニチ評論家の佐々岡氏

　人、人、人…。16日から21日まで実施された「広島カープまつり」は、スポニチプラザ大阪開設以来の入場者で賑わいました。特に19日はスポニチ評論家・佐々岡真司氏のトークショーに、カープクイズ大会があり、球団マスコットのスラィリーも登場。またガリバー岡崎氏の似顔絵コーナーも人気を呼んで、この日だけで延べ500人のカープファンが猛暑の中、来場されました。佐々岡氏のトークショーの整理券をもらうため開場前から50人以上の行列ができ、1回の開催予定（定員40人）を２回開催に変更。「最後尾はここです」のプラカードをもった係員が汗だくで対応。購入するため心斎橋で行列ができている「Kドーナツ」の販売風景を見ているようで、なぜかワクワクしました。

　当初、1999年５月8日、対中日戦のノーヒットノーラン達成時の写真にサインを入れて10人にプレゼントする予定でしたが「もらえない人が出るのは気の毒」と、佐々岡氏は40人どころか、80人全員のためにサインペンを走らせました。温厚で誠実な人柄が伝わってきます。ファンも大喜びでした。もっとも、まつりの期間中、カープは運気をスポニチプラザに吸い取られた？のか中日、阪神に5連敗。しかも季節外れの4試合連続“寒風”負け、そして逆転サヨナラ負けと散々でした。運営に協力して頂いた広島球団、近畿カープ応援団の皆さん、これに懲りずに次回も開催する場合は、ご協力のほどよろしくお願いします。

　30日、31日の２日間は2010年スポニチ・フィッシングフェスティバル「鰻谷釣りまつり」を開催します。30日は鮎釣りデーで鮎釣り名人の高橋祐次プロがトークショーを行い、31日は波止釣りデーで、子供からシニアまでビギナー向けの「夏休みスポニチ釣り教室」を開きます。両日とも定員は30人（参加費無料）で記念品も贈呈します。参加希望の方はスポニチプライム０６−６２４４―２３０１まで、電話でお申込みください。スポニチプラザは地下鉄御堂筋線「５番」出口を出て、心斎橋を北へ約70メートル進んで頂くと左手に三木楽器が見えてきます。その角を右（東）へ、また70メートル歩いて頂くとRexいう美容室があります。その横がスポニチプラザ大阪、徒歩約３分です。皆様のご来場をお待ちしております。

お問い合わせは下記まで。

　７月１９日にスポニチプラザで開かれた「佐々岡真司トークショー」を見学した。ショーは氏の現役時代のエピソードや裏話など、彼のピッチングさながらの巧みな話術で会場を盛り上がらせた。

　最後の質疑応答で、男性ファンからこんな一言が飛び出した。「昔のカープの練習量は有名やったのに、今はなんや！中日の方が練習しとるやないか。もっと練習させなあきまへんで！」

　現在、カープを指揮するのは佐々岡氏とともに現役時代を過ごした野村謙二郎監督だ。 佐々岡氏は「そんなことを私に言われても」と言いたげな表情だったが、そこはうまくかわした。「野村監督になってから練習量は増えています。若手もすこしずつ成長しています。どうか長い目で見てやってください」と、渋々ではあるがファンを納得させた。

　カープの課題はいろいろあるだろうが、一番大切なのは、ワールドカップで日本代表が見せた、あの団結力だろう。ペナントレース後半戦に期待しよう。（李　勇樹）