2009-05-05
ツイッターがテレビ、新聞を越える日
テレビや新聞に代わるリアルタイム社交とリアルタイム報道の新しい形を追求するツイッター。なかなかタメになる情報が玉石混合に並んでいます。最近の技術の向上と共に使いやすさが急激に増しています。テレビや新聞のように一方的な方向性を排しているため、まさに玉石混合です。しかし、絞り込み機能が秀逸のため、自ら欲する情報へのアクセスは比較的容易になっています。
最近のメディアを見ているとその薄い内容に視聴者が離れ始め凋落の傾向が見られます。井戸端会議メディアを推し進める今後もこの流れは変わらないと思います。朝からニュースでしたり顔で語る解説者がいかに中身の無い無難な意見と同調は見ていてあくびが出るくらいです。
検索技術が発達し、いつでもどこでもコミュニケーションがとれるようになれば無難な意見は注目を浴びません。メディア自体がすべてつながり検索にかけられたなら、どんな意見でも注目を浴びる可能性が出てきます。そうなれば、マスメディア自体が様々な視点を提供するような取り組みをしないかぎり、その存在意義すら薄れていきます。
今後、「見て欲しい、読んで欲しい、聞いて欲しい」という願望は叶うとは限りません。叶うかどうかを決めるのはあくまで他人です。自分の願望を叶えることができるのは自分の行動だけです。結果はどちらに転ぶかわかりませんが他人によって左右されるより、自分の行動で決めるという考え方は健全だと思います。能動的に情報を収集する形こそが今後のメディアの活用方法ではないでしょうか。
いろんな立場の人がいろんな意見を発信し、収集する。自分の中で情報がコントロールできる範囲内に納めるためには、まず自分が何をしたいかを明確にして続けていくことです。
伝えたいこと、伝えたいひと、それは漠然とあるのは間違い有りません。実は、自分で発信する必要性は高くない場合も含めて、もう一歩踏み込んだ"考える"部分を補う形でツイットしていけば面白いと思います。
参考文献
- 作者: 内藤みか
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/01/07
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