2010-03-31
ビートトレーニングで効率的にエクササイズ
ビートトレーニング法をご存知でしょうか。ヒップホップやレゲエなどをビートの強い音楽を取り込んだトレーニング法です。リズムに合わせて体を動かすことで効率的に体の動きを身に付けることができます。短距離などの瞬発力を必要とする競技などはハイテンポの曲、長距離などの持久力を必要とする競技はスローテンポの曲など、テンポやリズム感を刺激して体の動きを制御するこのビートトレーニング法を紹介したいと思います。
ご存じ短距離種目の世界記録保持者ウサイン・ボルト選手に代表されるような世界規模で戦う選手のほとんどが黒人選手です。ジャマイカに代表される身体能力が高い国は独自の音楽文化が深く影響を与えていることは間違いありません。この人たちに共通していえることは、生活の中に常に音楽があるということです。
ビートトレーニングはリトミックと同じで音に合わせるリズムトレーニング
米国ならばヒップホップ、ジャマイカならばレゲエなどになります。これらの音楽の特徴はリズムの中に強いアクセントがあります。このアクセントがビートトレーニングの鍵となっているといってもいいと思います。ビートトレーニングは目的に応じた音を使うことで、動きの中のタメ(間)をコントロールします。タメを自分の思うように作ることができ、身体をコントロールすることができれば、動作するときの出力を調節できるようになるのです。つまりリズムを利用することで体の使い方を矯正することができるのです。
★ビートトレーニングの2つのポイント
1.最大出力を出したいときに出せる
バラバラのリズムで動作すれば必ず異なったタイミングで出力することになります。力を出したいときにそのタイミングを逃すことも多く無駄が多く生じます。ヒップホップやレゲエのリズム(ビート)を利用することで地面からの強い反発力を利用することで最大出力を同じタイミングで引き出すことが出来るようになるのです。
2.出力をコントロールし維持することができる
ビートに乗り、リズムに合わせて走ることでリラックスしながら身体を動かすことができるようになります。身体が疲労してきたときも姿勢やテンポが崩れることなく最適なフォームを維持することが出来ます。たとえフォームが崩れたときでも、『崩れた』という意識が働き自分に最適なフォームに戻るよう矯正できるようになります。常にビートを体感することで慣性力を最大限に利用することができるようになるのです。
もちろん、このビートは体格や能力によって個人差があります。自分のペースにあったビートを探してみることは重要です。まずは自分が心地よいと感じるビートから始め、徐々に慣れてくればビートを徐々に上下に変化させ能力を引き上げていきましょう。特に身体が十分に発達していない段階でのビートトレーニングは効果的だそうです。ビートを利用して上手な身体の使い方を知ることは、トレーニングのパフォーマンスを飛躍的に高める結果も出ているそうなので、あなたもイマからココから『ビートトレーニング』始めてみませんか。
参考器具
iPod等の携帯音楽プレーヤー:携帯音楽プレーヤーは、音とびも少なく便利です。
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電子メトロノーム:ビートを測定する器材。曲のリズムに合わせてタップすることでビートがわかります。曲だけでなく、走っているリズムなども測定することもできます。
ヤマハ(YAMAHA) BODiBEAT(ボディビート) BF-11
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