2009-10-03
餃子の王将、民民餃子に挑戦 手作り餃子
言わずと知れた餃子は「点心」「飲茶」の一つです。餃子の歴史は古く、春秋時代(紀元前6世紀頃)にはすでに食べられていたそうです。餃子は中国の華北の料理で、東北部で特によく食べられています。日本に伝わったのは戦後です。中国東北部の満州で食べていた餃子などの料理を懐かしんで、中華料理を作り始めました。簡単に作れる餃子は人々の間で有り難がられ庶民の味として広く伝わることになります。
日本の餃子のほとんどが「焼く」に対して、本場中国の餃子は「煮る・蒸す」ことが多いです。それは日本と中国における「餃子」の位置づけの違いによるものです。日本では戦後当時、食料不足でカロリーを得るために食用油で焼いたそうです。さらに、皮が厚いと中の具にまで火が通らないので皮が薄く作られています。
日本のラーメンが、厳密には中国料理にないように、日常日本で食べられている餃子も中国のモノとは別の食べ物になるくらい日本風のアレンジが加わっています。中国ではニンニクはタレに入れて食べます。餡に入れることはしません。また、タレにラー油をいれるのも、日本だけだそうです。中国では酢だけをつけて食べるか、酢と醤油をつけるのが一般的です。
餃子の中でも、香ばしい焼餃子が好まれたことや、ニンニク、ラー油を使うことで、日本人の舌にあったアレンジ方法が日本の餃子の魅力を引き出したともいえるのだと思います。
☆手作り餃子を作る
餃子レシピは、食材や調味料の組み合わせで、無限のオリジナルレシピが可能です。 基本的には『肉』『野菜』『調味料』の配合だけですから非常に簡単です。 早速作ってみます。4人分です。
☆材料
市販の皮 40枚
豚肉 300g
キャベツ 500g
塩 大さじ1杯
醤油 小さじ1杯
酒 大さじ1杯
味の素 適量
ニンニク 3片
生姜 適量
肉と野菜と塩、醤油のシンプル餃子です。本当に簡単です。
☆餡
キャベツをみじん切りにして、軽く塩で揉んで水分をしぼり出します。豚肉に調味料を加えて肉がネバネバした状態になるまで練り合わせます。先ほどの野菜と軽く混ぜ合わせます。その後、ラップをして冷蔵庫などで具を寝かせます。
☆包む
皮に具をのせて、皮のフチに水をつけます。半分に折って右端を摘みながら、左人差し指でヒダを作っていきます。
☆焼く
フライパンを中火にかけ、うすくサラダ油をひいて包んだ餃子を並べます。 10個に100CCの割合で水を加えて蓋をして蒸し焼きにします。湯がなくなったら、ごま油をフライパンの外側からさっとかけて焼き色をつけます。
ビールと共に頂きます。週末のちょっとした幸せです。
参考文献
- 作者: ウーウェン
- 出版社/メーカー: 高橋書店
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