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2009-03-16

気が付く 桑田真澄が語る指導者とは

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日本中、何百というチームを見てきたけど、子供達を怒鳴り散らしている指導者ばかり。怒鳴らないと理解してもらえないほど、私には指導力がないんですと、周りに言っているようなもんだよね。その情熱は、素晴らしいと思うんだけど、方向が間違っているよね。それだけ情熱があるのなら、もっと勉強して知識を身につけるべきだよね。



一日中練習して、寝る時間もなくて、どうやって勉強するのですか?ダラダラと長時間、意味のない練習をしている時間があるのなら、効率的、合理的な練習メニューを考え、短時間集中型の練習をして、残りの時間を勉強や遊びに充てるべきですよ。何事も、バランスが大事なんですよ。トレーニング、栄養、休養のバランス。野球、勉強、遊びのバランス。投げ込み、打ち込み、走り込み。すべて迷信です。溜まったのは、疲労だけではないですか?

プロ野球選手だって、エラーするし三振するし、ホームランだって打たれるんだから。子供達が、そうしたって当り前じゃないですか。何で怒るんですか?怒鳴るんですか?その前に、ミスしたプレーを分析し、解説してあげるべきですよ。そして、次は、どうしたらいいのかを教えてあげるべきですよ。今までは、どうでもいいんですよ。大事なのは、これからです。人は、いつからでも、どこからでも、何度でも変われるんですよ。やり直してみませんか?


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周りを見渡してみますと、意外に指導者層にこういった人が多いことに気がつくと思います。こういった人が教育を受ける側をいかに非効率に振り回しているかを実感します。すべての人において与えられた時間は同じです。むしろ将来を背負っている若者の方が時間の大切さは大きいはずです。


そう考えると、私達は子供を本当に大切に育てているのか心配になってきます。子供のために色々習い事をさせたりしている人は多いと思いますが、先生にお任せしてしまって子供のためになっているのかどうかの判断を放棄しているような感が否めません。無駄に時間を過ごさせているだけなら、ストレスを溜めるだけであって教育効果も上がりません。


指導者はそもそも傲慢に成り易いです。先行する自分の知識や経験を、伝えるのが指導者ですから当然です。上から命令口調で押し付けるのは簡単です。しかし、子供達などの被教育者は指導者のコピーではありません。


同じ練習方法や学習をしても効果が上がるかは微妙です。最新の知識や教育方法、指導法の不勉強により、子供の可能性を摘んでいることになるかもしれないことを常に意思しなければならないと思います。自分をはるかに超えて行く子供達を押さえつけているかもしれないからです。


教育者とは指導者とは何か。私はサポーターであり、よき理解者であると思います。本人から一歩離れて外側から見てあげてアドバイスしてあげることだと思うのです。結局、その方が本人も自分の道を見つけやすくなるし何しろ楽しんで物事に取り組めるようになるのではないでしょうか。



参考文献

試練が人を磨く 桑田真澄という生き方 (扶桑社文庫 く 8-1)

試練が人を磨く 桑田真澄という生き方 (扶桑社文庫 く 8-1)

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