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【プロ野球】

山崎 40代58号 落合に並んだ

2010年7月30日 紙面から

◆楽天8−2ソフトバンク

 楽天の41歳ベテラン・山崎が、初回に球宴後初アーチとなる先制の19号2ランを左翼席にたたき込んだ。2死二塁で、内角低めスライダーをバットの先に乗せて振り抜いた。特大アーチはスタンド中段の通路口へ。「昨日はスライダーでやられたから、今日もそれで勝負してくると思ってた」と鼻高々だった。

 ここから打線が勢いに乗り、チームの連敗は5でストップ。山崎にとっても、節目の一発となった。これで40歳の誕生日以降に放った通算本塁打を58本とし、歴代3位の落合博満に並んだ。

 中日・落合監督の記録に肩を並べたことには、「興味はないよ。落合さんは3冠王取ったけど、オレの方が年を取ってから打ってるしな」とポツリ。それよりも最多が門田博光の133本と知ると「必ず上にいるよね」と目を丸くした。

 4年連続10度目の年間20本塁打にも王手をかけたが、「目標はそこじゃない。最低でもあと12本は行きたい」。門田氏の持つ満42歳シーズンの最多本塁打31本に、あらためて照準を合わせた。

 もちろん、チームの勝利も大事だ。2年連続クライマックスシリーズ進出の望みをつなぐためにも「勝率5割までいけば去年のような攻防ができる。8月中に借金9を完済したい。目指すはAクラス入り」。元気はつらつのスーパーおじさんはブンブン打ちまくる。

 (鶴田真也)

 

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