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死刑の刑場公開、8月中に実施 千葉法相が方針表明

2010年7月30日12時28分

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 千葉景子法相は30日、民主党政権下で初めての死刑を28日に執行した後に表明した報道関係者への刑場の公開を、8月中に実施する方針を明らかにした。国会議員などを除き、刑場が外部に公開されるのは初めて。死刑のあり方を考える省内勉強会も8月中に立ち上げる。

 千葉法相はこれまで、死刑囚に対する処遇や死刑執行の状況について情報公開を進める必要性があると発言してきた。30日の記者会見では、「死刑囚の尊厳を損ねることなく、どういう形で(国民に)お伝えすることができるのか考えなければならない」と述べた。東京拘置所(東京都葛飾区小菅)の刑場が公開される予定。

 また法相は、今後、市民が死刑判決を言い渡すことが予想される裁判員制度に対しても「できるだけ刑罰の内容を知っていただく。国民の皆さんに判断を求める以上は、情報や材料を示していくということだ」とする考えを示した。

 死刑廃止論者でありながら死刑を執行したことについては「死刑廃止に社会の歩みが進んでいくのが、日本として行く道ではとずっと考えており、それは変わるものではない」と述べ、持論が変わっていないことを強調した。

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