現在も悪役レスラーとしてリングに上がり続けるブッチャーの近況を伝えた26日付の米紙ニューヨーク・タイムズの紙面(共同)
「ブッチャーは健在」‐。米紙ニューヨーク・タイムズ(26日付)はスポーツ面の1面で、現役を続けるアブドーラ・ザ・ブッチャーの近況を、こんな見出しで取り上げた。
日本でも悪役レスラーとして人気を集めたブッチャーの年齢を73歳か69歳とする同紙は、ジョージア州を中心に地方興行に出続けている姿を紹介。悪役に徹して試合後はサインなどとともに、リング外の流血乱闘で使用したフォークに10ドル(約870円)の値を付けて売っているという。
ブッチャーは「すべてはカネ。ものには何でも値段がある」とうそぶくが、同紙は地元の公共施設への寄付など、悪役の裏に隠された「触れてはいけない部分」も取り上げた。ラリー・シュリーブという本名の老レスラーが、「ブッチャー」というキャラクターを懸命に演じ続けていると伝えた。
(2010年7月28日)