CIMA(手前)を撃破し、勝ち誇るタイガースマスク=京セラドーム大阪スカイホール
「ドラゴンゲート」(29日、京セラドームスカイホール)
相手団体のベルト保持者同士のダブルタイトルマッチは、大阪プロレスから乗り込んだオープン・ザ・ブレイブゲート王者タイガースマスクが、大阪選手権王者CIMAを撃破。ブレイブのV4防衛とともに、大阪の至宝奪還に成功した。
タイガースは度重なる急所攻撃でCIMAの動きを止めると、セコンドのLOVも巧みに介入。CIMAも怒りの形相で反撃してきたが、2度目のメテオラを間一髪で避けると再び流れを引き寄せた。凶器を足に仕込んでのパズソーキック・悪魔組曲ニ短調を連発し、最後は変形タイガーススープレックスで爆殺した。
ついに宿敵を撃破し「正々堂々とやって勝ちました!」と勝ち誇るタイガースの前に現れたのは、何と現ドリームゲート王者・吉野正人。「次のブレイブの挑戦者はこの俺じゃ!」と8・14神戸サンボーホール大会を提示し、ブレイブ単体でのタイトルマッチが確実となった。
タイガースは「ホンマはこのまま勝ち逃げしたいんですけど」と本音を漏らしつつも、防衛に成功した敵団体のベルトについては「そこそこ愛着も沸いてきたんでね。(ドラゲーの)戦ってない選手が一巡したら返上しますよ」と言いたい放題。「俺が大阪っすよ。これが大阪っすよ!」。次の相手が誰だろうと、叩き潰すのみだ。
(2010年7月29日)