2010-02-12
タフな自分になるためにすべきこと
「タフさ」「押しの強さ」「抜け目のなさ」が求められる世の中です。些細なことにも動揺してしまう神経質、臆病、引っ込み思案な人は生きにくさを感じていると思います。繊細であるがゆえに色々なことに気づき、それに動揺し疲れたり傷ついたりしてしまう。他人の気分に左右され、人の痛みに左右される。そんな人へがタフになるための処方箋を少し考えてみたいと思います。
タフになるためには『自分と現状を否定せずただそのまま認める』ことに尽きます。さまざまな場面で曲解されることなど良くあることです。過敏に反応してネガティブな印象を持たれることもあります。しかし、その原因を作っているのは紛れもなく自分だと認めることが重要なのです。
例えば、海でおぼれている人がいたとします。とりあえず陸を目指そうと必死にもがいても体力を失うだけで陸地にたどり着くことはできません。まずはもがくのをやめ呼吸を整えて浮くことを考えて、浮いたらならば目指す陸までの距離を確認して、泳ぐペースを考えて淡々と泳ぐ方が結局生き延びることになるのです。
☆タフさ=自分自身を感じる力
1.マイナスになった自分の状態をゼロに戻す力
2.状況をコントロールしプラスにもっていく力
自分自身が出来ることは限られています。人は調子のいい時はこだわりを持ち、悪くなると色々と変えようとするものです。そうではなく、調子が上がっている時は流れに逆らわず行動をし、 悪い時は抵抗せず淡々と最低限やるべきことを続けるだけです。
罵倒をあびせられても、まったく動じない人は、何故罵倒しているのかを分析して、どうすれば解消できるか、そして相手との共通の解を模索しています。まず状況を知ることに全力を尽くします。そして、今までの自分を信じて出来ることを選択して、淡々とやるべきことを行っていくのです。
罵倒されていることに圧倒されたり、脊髄反射で罵倒し返したりというのは何らかのコンプレックスが原因です。それは繊細さというよりも自分に対する自信の無さの表れとも言えます。突き詰めれば、自分に対する自信は自分でしか持つことができません。
自分に対する信頼を積み重ねていく行為こそがタフな自分を作るための王道です。たとえ、今の自分に対する自信が十分出なくとも、いつか成長した未来の自分に対する信頼がそこにあれば人は誰でも強くなれます。
どんな自分でも受け入れることさえできれば、誰でもタフになることは出来るのです
参考文献
- 作者: 岡本正善
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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参考記事
自分に厳しい『マッチョ』と他人に厳しい『ウィンプ』 - keitaro-news