2009-11-25
何かにつけて言い訳する人の思考
何事に対しても批判的で行動を起こす前にもまず言い訳してから始める人がいます。行動に移したとしても、何かと理由をつけてすぐに諦めたり、失敗しそうになれば言い逃れを始める。このような人は身近に沢山いると思います。しかし、このような態度をとるのにもなんらかの理由があるはずです。
自分にやりきることが出来るかという不安に負けて、臆病になっているだけ。
世の中には出来ない理由などいくらでもあります。不安を理由にやめてしまうのは実に勿体ないことです。八方塞がりになって、打つ手が無くなったとき、どうしようもなくなった時に初めて諦めることを考えればいいのではないでしょうか。大切なのは、過剰に不安を評価しないことです。
逃げ道を確保することに労力を割くよりも、デッドラインに至るまでに出来ることをすべてやりきることの方が重要だと思います。そういったプロセスの経験を重ねていけば、どのような状況に追い込まれようとも、ギリギリまで恐れることなく前向きに取り組んでいく力を身につけることができるのです。何事に対しても後ろ向きに諦め続けていれば、得られるはずの経験も得られず、何も身につけていない人になってしまいます。
何もしようとしないなら、誰かがなにかしてくれるのをずっと期待して待つしかない。
何の能力も持ち合わせず、国から保護で食べて寝るだけの暮らしを望むのは構いませんが、かなり危険なことだと思っておいた方がいいと思います。福祉は誰かの稼ぎによって支えられています。能力のある誰かが稼いでくれなければその支えは無くなってしまいます。社会が生活を支えてくれなくなったとき、能力が無ければただただ飢えるだけです。他人に依存して暮らすことがいかに危険かはちょっと創造性を働かせればわかることです。
何も出来ない人生よりも、何か出来る人生の方が幸せ。
何も出来ない人は時間をもてあまします。そうなれば、ただただ暇つぶしをして暮らさなければなりませんし、現状に満足するしかありません。変わらない毎日を「足るを知る」の精神で過ごすしかないのです。自分には出来ることがないと思う人は、とりあえず何かをしようとする人を批判するのをやめてみましょう。そして、逆に何かをしようとする人をサポートしてみましょう。周りの人がチャレンジしていることを手伝うことなら、そう難しくはないはずです。
そうして、チャレンジに成功、失敗した人の傍にいれば自ら物事に取り組む際に良い参考になります。新しいことをやるにはいろいろな障害が発生しますし、失敗の可能性もつきまといます。そもそも、やろうとしていることが幸せをもたらすかどうかも分かりません。しかし、わからないことをわからないまま放置して、やらないことにあれこれ理屈を捏ねていても、それは時間の無駄です。
挑戦することで得られる価値は限りなく大きい。
失敗しても得るものはあります。というより、失敗したときにしか得られないものもあります。得られる価値と得られない経験を比較すれば、行動しないことは将来的にどれほどリスクが高くなるかはすぐに理解できるのではないでしょうか。自己改革や自己研鑽に励むわけでもなく、ひたすら景気循環によって好景気が帰って来るのを座して待つという態度はかなり危険です。今後どうなるか考えない事は大きなリスクになるのです。
何かにつけて言い訳する人は臆病のあまり気づいていない、もしくは認めたくないだけなのだと思います。道は自分で歩いていかなければ進めないのだということを悟らせてあげればいいだけなのです。
何もしなければ何も変わりません。反対に、何かすれば何かが変わるのです。
参考文献
- 作者: ロジャー・コナーズ,トム・スミス,クレイグ・ヒックマン,伊藤守,花塚 恵
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/09/09
- メディア: 単行本
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