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2009-11-22

ヨコミネ式から学ぶ天才を育てる方法

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特定分野で高いパフォーマンスを見せるいわゆる『天才』を育てるのは、実はそう難しくはありません。『親にとって望ましい分野』というのは難しいかもしれませんが、前人未踏の領域にまで踏み込ませることは考えているよりも容易にできます。このように結論付けられるのも天才達が育った家庭環境を広く観察してみれば分かることです。天才達を輩出する家庭はある共通点を除いて、実際たいしたことはしていません。その共通点とは・・・。




結論から言いますと、子供の幼少期における親の『接し方』です。


子供が『オリンピック金メダルを取る』とか『プロ選手になりたい』と夢を語ったとき、頭から否定したり、相手にしないという家庭は『天才』は育ちにくいそうです。いわゆる『天才』の親たちは決して型に嵌った常識にとらわれることなく、子どもの才能を素直に伸ばして、意欲を途絶えさせないように工夫をし、真剣に練習に付き合い、濃密なコミュニケーションできる時間を確保しています。


子どもだけでなく人間は生来、飽きっぽい生き物です。練習のつらさから学習そのものを嫌いになってしまう可能性が非常に高い。天才たちの親は、それを感じさせないようにするのが親の役目だということを強く意識しています。飽きていたり、疲労が溜まっているにも関わらず無理矢理、練習場に連れて行って練習させたり、先生やコーチの都合に合わせて、子供を振り回したりするのは、まったくの逆効果です。


必要なのは親と子のコミュニケーション。


教育ママは大抵、子供の夢ではなく『自分の夢』を追いかけていて、子供のいうことなど聞いていない事が多い。やることだけはきっちり義務化し、トレーニングの成果など見ていない。そんなことを続ければ、誰のためにやっているのかわからなくなります。そして過度の期待を掛けた子供の信頼を失い『天才を作る教育』は失敗に終わるのです。


親が子どもに対して夢を持つことは、それだけでプレッシャーになります。親の目線は子供の目線では見えない沢山のことが観えており、それらを乗りこえさせようとすれば一種の強制力が働きます。課題に取り組むのは子供自身であるにも関わらず、親が課題を次々に設定して無理矢理乗り越えさせようとする。次々に息をつく暇も無く追い立てられる。それは過剰なプレッシャー以外の何ものでもなく、子供の夢を見えにくくする行為です。


天才を育てた親は、子供達が自ら練習を重ねるという環境を最も大切にする。


そうではなく、自分が子供になったつもりで子供目線で考える。目標設定も上から押し付けるものではなく、個々の子供達の力を引き出させるように行う。そして、子供が上達したときには大げさに褒める。逆に、出来なかった場合でも子供を叱るのではなく、目標設定を疑う。そして疑いきれなかったら、子供の状態を疑う。それでも疑えなかったとしても叱責しない。すべきことは何のためにやっているのかをもう一度明確にさせることだけです。


子供が諦めそうなとき一言。


お前なら出来る。今までがんばってきたことを思い出せ。そして夢をつかむために歯を食いしばれ。


あれこれ理屈をならべて頭を納得させても、心は納得しません。人は知恵や技術が自らのものになった時が一番、脳が活性化します。心から壁を乗りこえられたと納得することが最も大切なのです。ですから、疲れてやる気がないときは、疲労を重ねるのではなく気分転換をさせて再度、目標に向かって自ら歩みだせるようにすればいいのです。理屈を並べ立てて言い訳するよりも、素直で健全で強靭な心と体を育むことを優先すべきなのです。


社会的な風潮や常識に囚われることなく、子供の興味をまっすぐに伸ばす事を考える。


天才は厳しい練習をある意味、楽しみながら続けています。それは子供の頃に親から学んだ『練習との付き合い方』に他なりません。厳しい練習でも飽きることなく延々と重ね続られる術を知っているものは、誰しも天才になれるのです。



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参考文献

ヨコミネ式 子供が天才になる4つのスイッチ

ヨコミネ式 子供が天才になる4つのスイッチ



参考記事

あなたも「天才」になれる 10000 時間積み上げの法則 はてなブックマーク - あなたも「天才」になれる? 10000 時間積み上げの法則 | Lifehacking.jp

天才になれる秘密 はてなブックマーク - 天才になれる秘密 - teruyastarはかく語りき

天才になるのに遅すぎるということはない はてなブックマーク - 天才になるのに遅すぎるということはない

高卒の俺が教育改革案をぶち上げて見る はてなブックマーク - 高卒の俺が教育改革案をぶち上げて見る。 - CodeHour

z1121z1121 2009/11/22 14:21 教育ママは子供の夢ではなく自分の夢を追いかけてしまう。
親の目線は子供の目線より見えないたくさんのものが見えてしまう。だからどうしてもたくさんのことを強制的にさせてしまう・・・
はっとさせられる言霊の文がいくつもありました。
とても勉強になりました。

trel67rtrel67r 2009/11/22 19:46 そういえば議員になってるから顔を見ていませんねえ

keitaro2272keitaro2272 2009/11/23 07:18 コメントありがとうございます。
>z1121さん
自らの戒めのためにも本ブログを綴っています。自分勝手に綴っていますので、参考になったというコメントは本当にうれしいです。またの訪問をお待ちしております。

>trel67rさん
ココに出てくるヨコミネ先生は議員さんのお兄さんです。顔はびっくりするぐらい似ています。http://www.cosmo.bz/azc/syoukai1.html

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