「異臭がする」ワンルームマンションに男児と女児の変死体

　３０日午前１時２０分ごろ、大阪市西区のワンルームマンションで「３階の部屋から異臭がする」と、部屋に住む女性の同僚男性から１１０番があり、駆け付けた警察官が部屋から、２歳ぐらいの男児と３歳ぐらいの女児の２人の変死体を発見した。

　西署によると、２人はいずれも死後約１カ月とみられ、目立った外傷はなかった。同署は身元や死因を捜査、母親とみられる住人女性が何らかの事情を知っているとみて行方を捜している。

　同署によると、２人は８畳の部屋で、中央の床の上に裸のままあおむけに倒れていた。玄関は鍵が掛かっており、部屋はごみが散乱している状態。発見時にエアコンは稼働しておらず、照明もついていなかった。窓も閉め切られていた。

　マンションの管理人が２９日、部屋から異臭がするのを不審に思い女性の勤務先に連絡し、様子を見に来た同僚の男性も異臭を確認したため、警察に通報。西署員と消防隊員がベランダから部屋に入り、死亡している子ども２人を発見した。

　現場は大阪・ミナミの繁華街近く。大阪市営地下鉄なんば駅から北西約７００メートルで、店舗が入居する雑居ビルやマンションが集まっている。

[ 2010年07月30日 08:04 ]