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5点差大逆転も 渡辺監督、笑顔なき200勝

<西・ロ>堅い表情でナインを出迎える西武・渡辺監督
<西・ロ>堅い表情でナインを出迎える西武・渡辺監督
Photo By スポニチ

 【西武12―6ロッテ】試合後の関係者駐車場。西武・渡辺監督は現役時代から苦楽をともにしてきた大久保前コーチの解雇について、重い口を開いた。

 「監督の立場としたら選手も守らないといけないし、自分の下にいるコーチも守らないといけない。ただ、デーブを守れなかったのはすごく自分が情けないと思う」

 指揮官は現役時代、工藤、清原(元オリックス)らとともに大久保前コーチと「兄弟」と呼び合った。08年にリーグ優勝が決まった瞬間には、泣きながら抱き合った。同年オフに同コーチがプライベート問題で現場を離れ、フロントへ転身した時は「必ず現場に戻す」と話し、今季から2軍打撃コーチに配置転換させた。今回はチームがV争いを戦う中での解雇劇に「オレは何も分からない状態で球団から連絡があっただけ」と戸惑いを隠せないのも事実だ。

 ただ、試合では自らの感情を押し殺し、勝負に徹した。6連敗中のチームに試合前「あきらめたらダメだ。そういう気持ちがあったら勝てない。元気を出していこう」とゲキ。その思いに選手も応えた。4回までに0―5と大量リードを許すも、その裏にフェルナンデスが3号3ランを放つなど、打者12人の猛攻で6点を奪い逆転。1日で2位に再浮上した。

 デーブ解雇の日に、自身は監督通算200勝。ただ「200勝?別に気にもしてない」。そして「この1勝は生みの苦しみ。この勝ちの重みを感じながらやっていきたい」。自らに言い聞かせるような言葉。最後まで持ち前の明るい笑顔が戻ることはなかった。

 ▼西武・フェルナンデス(4回の左越え3号3ラン含む4打点)ホームランは甘い球が来てラッキーだった。ウチのチームは5点を一気にひっくり返せる力がある。そのきっかけが自分の本塁打で良かった。

 ▼西武・上本(3安打3打点)3安打すべてがうれしいです。(4回の右前適時打は)このまま沈みっぱなしじゃ、ファンの人たちに申し訳ない。何とか反撃ののろしをあげられて良かった。 試合結果

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