July 30, 2010

カマロを借りたが…

camaro-2010-11


昨日1日だけテキサスに戻り、今日、早朝の便で単身赴任先の某都市に戻った。

テキサスには自分の車を所有していないので、いつもレンタカー。
昨日は売り切れ状態だったようで、最近気に入っているカムリがなくて、
結局カマロになった。

カマロはトランザムやファイアーバードと共に学生時代の憧れの車。

70年代、カッコいい車の代表といった感じだった。

大学一年の頃、ホテルの皿洗いのバイトを始め、
親父のカローラでバイトに行くと、
先輩に「カローラか。大衆車だな。君に似合っているよ」と言われ
「村田さんは何に乗っているんですか?」と聞き返すと
25歳の村田先輩は「オレ? オレはカマロだよ」と言った。


Camaro_1978


当時、凱旋帰国したばかりの藤波さんがカマロに乗ってたし、
ジャンボ鶴田さんはトランザムだった。

鶴田さんのトランザムには助手席によく乗せてもらったが、
6.6リッターのモンスター車。
発進の時、もの凄い加速で背中がピタっと背もたれに吸い付いた。
火の鳥の絵がボンネットに描いてあるカッコいい車。

trasam1978


それから4年ぐらいしてテキサス州サンアントニオに留学したわけだが、
週末になるとプロレスの取材にヒューストンに行くため、
レンタカーをした。

自分のボロ車では心もとなかったのと、経費で落ちる状況だったので、いつもレンタカー。
で、よく借りたのは1982年製や1983年製のファイアーバードだった。
取材を終えて一人で運転するヒューストンからサンアントニオの片道約330キロ。
6パックのビールを買って、カントリーソングを聴き、飲みながら運転して帰るという
今を思えば、それはそれは恐ろしいことを2週間に1回やっていた。



Pontiac-firebird-formula

自分では1974年式の真っ赤なファイアーバードを所有していたが、8年落ちとかでオンボロだった。

それでもかなりパワーがあり、凄い走りをしたものだ。
ディック・スレーターが新車に乗っていたのも思い出のひとつ。

自分で買える身分になってからは流行がかわり、興味がなくなり、
兄貴分ともいえるコルベットを買おうとも思ったが、
結局ポルシェを2度買ったぐらい。
スポーツカーとはそれっきり縁がなくなった。

で、今回カマロを借りてガッカリ。
全然速くねえでやんの。

3年ほど前に日産の350Z(フェアレディ)を借りた時も走りが鈍くてガッカリしたが、
今回のカマロにはもっと驚いた。

スポーツカーが流行らないのが理解できた。

アメリカにおける本物のスポーツカーはコルベットだけなんだなと実感。








jimmysuzukiusa at 02:39│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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