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寺で説法・就寝中…面会、何度も拒否 「111歳」家族(2/2ページ)

2010年7月29日23時23分

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 健康な90歳以上が対象の「元気高齢者記念品」でも本人名義の申請があり、08、09年、区長のお祝い文を添えて計2万円分の商品券を簡易書留で贈っていた。米寿と白寿の敬老祝い品も贈っていた可能性があるが、資料は残っていないという。区は「該当しないのに受給していたのであれば、返還請求せざるをえない」としている。(小泉信一、黒川和久)

    ◇

■足立区の対応

 1月27日 民生委員から介護保険課に「加藤さんを見かけていない」などと相談

  2月4日 対応会議を開く

   15日 住民基本台帳法に基づく実態調査を実施。初めて訪問し、長女から「寝ている」と証言を得たが、直接は会えなかった

  5月7日 関係各課が集まり、対応を協議

   14日 千住署に実態調査の協力依頼

 6月11日 福祉管理課長、戸籍住民課長らが長女と面会

 7月15日 孫の1人に電話すると「(加藤さんは)母と姉が管理しており、私は一切関知していない」と説明

   21日 戸籍住民課長らが加藤さん宅訪問。翌22日再訪。いずれも応答なし

   26日 千住署員と区職員、共済組合職員が訪問。「2階で寝ている。会いたくないと言っているのに会わせるわけにはいかない」と長女は繰り返し主張

   27日 千住署が区役所に加藤さんの戸籍謄本と住民票を請求

   28日 「白骨化した遺体が発見された」と千住署から区役所に連絡

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