長妻氏ら三役に「おごり」と苦言 厚労省の若手PT28日に開かれた厚生労働省の若手職員プロジェクトチーム(PT)による省内改革の報告会で、「おごりを感じる」と政務三役への苦言が飛び出した。若手の斬新な発想で役所文化を変えようと長妻昭厚労相の肝いりで発足したPTが、思わぬ改革案を突き付ける形となった。 若手PTは、幹部のマネジメント能力などに関し本省職員の4割に当たる約750人の意識調査結果を発表。政務三役について回答した職員の48%が「おごりを感じる」。三役から「納得できる指示があった」と答えたのはわずか3%だった。 PTは「政治主導を進めるあまり、三役と職員が連携できていない」との意見を紹介。「現場の利便性を考えずに政策が立案されている」とも。 これに対し、長浜博行副大臣は「政治家は国民意識から離れると選挙で負けるが、公務員にはそういった機能はない」。長妻氏は「三役の考えが職員に伝わる仕組みを考えなければならない。提言した方々の勇気と労力に敬意を表したい」と述べた。 【共同通信】
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