2010年07月28日(水)
ホテル敷地内にクマ 富士吉田 高さ8メートルの樹上に“居座り”(動画)
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クマの捕獲を試みる警察官ら |
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木に登ったクマ=いずれも富士吉田市内 |
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27日午後4時ごろ、富士吉田市新西原4丁目の温泉施設「ふじやま温泉」敷地内で、従業員がツキノワグマを発見した。通報で駆け付けた富士吉田署員らが捕獲しようとしたところ、隣接するホテル敷地に逃げ込み、木に登ったまま下りてこなかった。現場付近は温泉やホテル、富士急ハイランドの来場者が多く、同署などが近づかないよう呼び掛けた。混雑していた国道を一時封鎖するなど、深夜まで緊迫したムードに包まれた。 クマは温泉敷地からホテル敷地に逃げ込むと、10メートル以上あるヒマラヤスギに登り、高さ8メートル付近で動かなくなった。署員や地元猟友会が周囲を固める中、別の木に移動した。同署などは麻酔を使った捕獲も検討している。 クマが木に登る瞬間を目撃した、さいたま市浦和区の会社員男性(58)は「クマがあんなに素早く木登りできるとは知らなかった。こんな人の多い場所に現れるなんて…」と驚いた様子だった。富士吉田市は防災無線で現場付近の住民に外出しないよう呼び掛けるなどした。 県環境科学研究所の吉田洋研究員によると、クマは一度捕獲されたことを示す衛星利用測位システム(GPS)のタグを着けており、今月15日に富士河口湖町船津の天上山で捕獲された3、4歳の雄と分かった。捕獲当時は体長80センチ、体重37キロだった。 GPSのタグを着けて16日、三ツ峠付近に放した。再び人里に現れないよう放す前には、ソフトエアガンを撃ったり、犬にほえさせたりしたという。24日、西桂町内まで下りてきたことがGPSで確認されていた。 県内では、25日に上野原市の高柄山登山道で男性がクマに襲われてけがをするなど、クマの目撃情報が相次ぐ。吉田研究員は「原因ははっきりしないが、山でクマの餌が不足している可能性がある」としている。
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