2010年5月31日 18時47分 更新:6月1日 1時4分
東京電力は31日、新潟県中越沖地震(07年7月)で被災し運転を停止していた柏崎刈羽原発1号機(新潟県)の原子炉を起動し、事実上の運転再開となる起動試験(試運転)を始めた。
順調に進めば約1週間で発電を始め、2~3週間後に出力100%に達する。運転再開は7、6号機に続き3基目。1号機の出力が100%に達すれば、同原発全7基の出力計821万キロワットのうち約半分の381万キロワットまで回復する。30~50日間の試運転後、国の最終検査を経て、営業運転に移る。
当初1号機は5月22日に起動予定だったが、原子炉給水ポンプの弁が完全に閉まらないトラブルが発生し延期していた。