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オッチャン先生:山下重喜

Author:オッチャン先生:山下重喜
小学校でのPTAの役員を機に現在に至るまで地域の子ども達の育成に関わっている。また「おやじの会」を発足し「地域の子どもは地域で育てる」活動をしている。平成18年に発足した「日本おやじの会連絡会」で全国のおやじの会の情報交換の場としてホームページを開設,全国おやじサミットの支援やネットワーク作りをしている。
現在は毎日小学生新聞の親と子の悩み相談コーナー「コチラ! 子ども未来研究室」で「オッチャン先生」の名で回答中。

元松陽小学校PTA会長(H13・H16)
元樫原中学校PTA会長(H17・H19)
松陽オヤジの会初代会長
京都両洋高校保護者会長 (H22)
京都府私学中高等学校保護者会連合会理事
松陽小学校評議委員
樫原中学校評議委員
日本「おやじの会」連絡会事務局長
元京都おやじの会連絡会副会長
松陽自治連合会理事
松陽学区社会福祉協議会会長
西京区社会福祉協議会評議員
史跡 天皇の杜古墳保存会副会長
松陽防災ネットワーク広報・庶務担当
西京区住民円卓会議委員
西京区ボランティアセンター委員
桂病院治験委員会委員
社会福祉法人京都社会事業団第三者機関委員
特定非営利活動法人「なんてん」監事
特定非営利活動法人「音の風」活動会員
1953年生,京都市在住,高校3年生
の息子1人との父子家庭

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ゴミ拾い
全国には,きっといるだろう,仕事では無く毎日ゴミ拾いをしている人が。
うちの近所にマンションがあり,そこの住人の中には,マナーを守らない人も少なからずいる。ゴミ出し日を守らないもの,指定ゴミ袋を使わないもの,雑に置いてゴミが散らかっているもの・・・様々にある。それを毎日犬の散歩の時に,綺麗に片付けていく男性のお年寄りがいる。また近所の奥さんは,昔ながらの門掃きをされているが,自分の家の前だけでなく,このゴミ捨て場の所まで来て掃除をさている。しかしこのマンションの管理会社はそんな事は知らないし,住人ですら知らないだろう。
自治会にも入らず好き放題をやって迷惑をかけている。注意をされると逆ギレをするような者もいるそうだ。見つけたらぶん殴ってやろうと思うが,今の社会,相手が悪くても手を出した方が負けと言う制約があるのでやってられない。口で言っても解らないヤツは,体で教えてやれと思うがそれが通らない世の中だ。

小学校の周辺でも,毎朝1人でゴミ拾いを続けている地域のお年寄りがいる。一度,一緒にやった事がある。その時に階段を踏み外して靱帯を切った思い出がある。慣れない事はするべきではないと悟った。

そのゴミ拾いを,3年半前,最初に新宿でたった1人で始めて全国にその活動の輪を広げた青年がいる。それが今では全国10万人の活動の輪に広がったのだ。今では講演依頼が多数との事。

彼の名は荒川祐二氏。若干24歳。
大阪市出身で,東京の大学に進学したが,でも夢はなく,自分に自信がなかったそうだ。講義をさぼって飲み歩き,3年生になっても就職活動にやる気も出ない。このままではだめになる。何とかして自分を変えたいと思った事が,ゴミ拾いのきっかけになった。
「日本一汚い場所をきれいにする」と。2006年11月,新宿駅東口広場で毎朝午前6時からゴミ拾いを始めたが,最初は嫌がらせを受けたり,冷たい視線を浴びたりして,帰り道,人目もはばからず泣いた事もあったとか。

それでも,徐々に支援の輪が広がって行った。一緒にゴミ拾いをしてくれる人が3か月後には50人に増えた。07年,5月3日を「護美(ごみ)の日」としてインターネットなどで呼び掛けた。全国で444人がそれぞれの地域でゴミ拾いをしてくれた。翌年の5月3日には1500人,09年は1万5534人,今年は10万3036人に膨らんだらしい。

「ダメな僕が,小さなことを積み重ねたら人生が楽しくなった。大切な事は一歩を踏み出す勇気」・・・彼の言葉だ。

これは大きな意味がある。本人は気が付いているかどうかは解らないが,私が常日頃行っている事は「自分の命は他人の為に使う」と言う事である。他人の喜ぶ姿を見て,自分の生き甲斐とする事である。

日本の自殺者は毎年3万人を超えている。世の中,生きていたくても生きられない人も沢山いる。なのに自分の命を粗末にする。そう言う人に言いたいのは,「自分の命を自分で遣う事が出来ないのなら,他人の為に使ってみたら?」と言う事である。自分の命が他人の為にあると思うと,そう簡単には捨てられない。この命で多くの人が救われるのである。

彼が「自分を変えたい」と言う思いで始めたゴミ拾いは,世の中の為になっている。自分に攻撃的だったホームレスの男性が「綺麗にしてくれてありがとう」といつしか言うようになったとか。誰も自分の住むところを綺麗にして貰ってイヤな人間はいない。

イエローハットの元社長であり,日本を美しくする会相談役の鍵山秀三郎氏は,イエローハットの社長時代,トイレ掃除を始めたそうだ。自分が便器を磨いている横で,社員が用を足していくと言う事は多々あったそうだ。勿論,社員も勿論社長がトイレ掃除をしているなんて夢にも思っていないだろう。

この1人で始められたトイレ掃除が,今や全国的,世界的に広がっている。京都でも「トイレ掃除に学ぶ会」や,脅威行く委員会を始めとして教職員で作る「便きょう会」と言うトイレ掃除の会がある。門川市長が教育長時代に作ったものだ。発足式に立ち会ったが,情けないかな3回程参加しただけで殆ど脱落者状態である。しかし便きょう会が出来た一端を担っているのは間違いないと思うが・・・。でも継続出来てないならダメだわなぁ・・・。
今でも門川市長は,殆どトイレ掃除に参加しているようだ。

鍵山氏には,私も何回かお会いした。腰が低いが慇懃無礼なところは全く無く,極々自然に落ちているゴミを拾われる。便きょう会発足前日,トイレ掃除の打ち合わせを鍵山氏を含めスタッフで打ち合わせをしていたが,終わって部屋を出る時に,私に「お先のどうぞ」と言う仕草をされた。人生経験豊富な大先輩である。その所作がさりげない。恐縮しながらも先に出た方が良いと思って先に出た。

この荒川氏もいつか第2の鍵山秀三郎氏になるのだろう。こう言う青年に感化されて,見習ってくれる若者がドンドン出て来る事を期待したい。

子育て・家庭・学校 | 12:16:39

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