軌道に乗り始めた

January
22
2010

 ようやく軌道に乗り始めたアイエヌジーの様子を今日はご紹介します。移転早々では、なにも余裕がなくてだた漠然と整理、整理でした。はやく何とか通常業務ができるようにしないといけない、ということで気持ちに焦りがでてきてしまって余裕がなかった。余裕がないと「良い製品、良いデザイン、そして良いシステム」は作れませんし、ミスも必然的に増えてしまいます。新年になって約20日間たったいま、通常業務がスムーズに行える環境作りも終了したと思います。それでは、社内をご案内しますね。

まずこの写真はエントランスの様子。受付専用の電話があって、電話しながら製品や工場内部が見れるように工夫されています。ちょっとした観葉植物や花が雰囲気を和らげていると思います。



 この写真は最終アッセンブリを待つ仕掛品の様子です。ソルダム時代、組立まで委託生産した後悔から、いまでは絶対に委託はしないという覚悟だそうです。そういえば、細かなトラブルが続出していたことを考えると、やはり製品というのは自らの手にかけないとダメだな、と思います。現在約100台あまりの仕掛状況でしたが、ここから1台1台、最終組立されて出荷となります。もっとも、ここから先が腕の見せ所らしいです(工場長が言ってました)。



 工場の片隅にひっそりと置かれていた水仙の黄色い花・・・。さっき、気持ちの余裕が大切だと書きましたが、少しは余裕が持ててきたのかな?「誰が置いたの?」と聞くと、工場長が近くのホームセンターで求めてきたとのこと。新人も加わっていよいよ新しい組立作業も準備される段階となっていますので、こう言うことがきっと大切なのだろうと思います。向こう1年で倍増まで、その後は徐々にペースを上げていきたいというのが、アイエヌジーの目標です。そしてすべて自社アッセンブリして出荷という現状では結構、壮大な目標を工場は掲げてますので。



 さて、今度はオフィススペースです。コモリーノ君もお気に入りだと書いていた「カフェテリア」がここ。大げさですが、結構心地よい空間に仕上がっていることは事実です。昼食時には結構和やかな雰囲気。また夕方になると、まどから夕日がとてもきれいに見れるそうです。来客の応対も、そして一息入れたいときも、このスペースは大活躍で、ちなみに私が行くとここでコーヒーをご馳走になったりしています。反対側は長く広い壁になっていますので、そこに飾れる何かをデザインしてあげようかな、と合間をみて製作中です。ちなみに壁側には開発室があります。日がなWiNDy開発のために頑張っていますが、どうしても様々なパーツが所せましと並んでしまって、しかも小さな実験や検証、そしてCADととりとめのない様子なので、お見せできません(苦笑)。



 さぁ、中核であるオフィスの様子を撮りました。ここは本当にきれいで落ち着いています。(でも何故か奥の蛍光灯が2本切れたまま!?)新しい、オフィスというのは本当に気持ちのいいものです。そして、奥に見えるのが自慢のサーバールームで、この一であればメンテナンスも容易であるばかりでなく、遮音もできて本当に素晴らしい環境だと思います。このオフィス、朝は4人くらいしかいなくてガランとしているのですが、夜になるにつれ徐々に人数が増えてくるというなんとも言えない状況だそうです。(ここにあるデスクがすべて埋まってしまうそうです!)大変ですね。

 

 

 

「2頭追うものは1頭も得ず」との諺がありますが、まさにいまのアイエヌジーは生産も、そしてマーケもその2頭を追うような状況ですから、両方を得るように頑張らないといけません。決して欲張りじゃなくて、「2頭に見えてもよく見るとそれは1頭なんだよね」ということだそうです。その通り、近い将来必ず1頭になりますから。 



 

Posted by 有海啓介 | この記事のURL |